SSブログ

大学病院を受診しました−現場は頑張っていると思います! [政治の不思議]

ものすごく久しぶり、10年以上ぶりに大学病院を受診しました。と言っても、急病になったり症状が悪化したり・・・ではありません。むしろ、体調はかなり回復しました(ではなぜ受診?後でその訳を書きます)。私には持病があります。今月、ブログが滞りがちになった原因なのですが、ここまで何度も書いて病名を示さないのは、自分としてはいまいちのマナーだと思うのでカミング・アウト(というほど大層なものではありませんが)しますが、気管支喘息です。もう長年のつき合いで、普段は予防的な吸入はするものの元気で生活に支障なく、運動も普通にできるのですが、秋口のいまの時期には毎年、発作を起こします。

今秋も例外でなく体調が悪くなったのですが、例年よりも回復が悪い!もしかしたら、教育基本法やイラク戦争によるストレスが関与しているのかもしれません(??)。いつもは医院で診察してもらっているのですが、ともかくあまりにも長くグズグズと調子が悪いので、ちょっと新手の治療法を相談しに行ってました。

続きを読む



コメント入力の際のお願い [ひとりごと]

コメント欄については、何人もの方から提案や意見をいただきました。
「できる限りオープンでありたい」というのが、最初からの私の願いであり、いままでその方針できました。
しかし、以前にコメントをくださっていた方々がいまの雰囲気についていけず、コメントをいただけなくなったり、たまにくださっても私が見落としたりという問題も出てきていて、やはり一定のルールは必要かと思うようになりました。

そこで、こちらのブログでの最低限のお願いとして、コメント入力時には、こちらから連絡が可能なメールアドレスかブログやホームページのアドレスを入れていただきたいと思います。そうすることで、ネットと言えどもある程度責任を持った意見交換をしていきたいと考えます。

申し訳ないのですが、それに反したコメントは、今後こちらで削除させていただくようにします。

なお、すでに以前のコメントでアドレスや連絡先を入力してくださっていたり、私が個人的にアドレスを知っている方では、入力忘れなどで記入モレの場合でも削除はいたしません。

勝手なお願いですが、今後よろしくお願いします。



教育基本法問題から1年がたって(2)・・・一休み [ひとりごと]

教育基本法問題から思わぬ市民運動を始めて、1年が過ぎました。気がつくと、寝室やPCまわりなど手の届く範囲の本は政治、教育、社会、軍事など、堅いテーマのものばかりになっていています。ちょっと気分を変えようと思って手を伸ばしても「普通の」本はずっと遠くにいってしまいました。自分を振り返ってみても、慣れない分野の思考や活動でずいぶんストレスがたまってきています。

そこで、1週間前から、急遽、リフレッシュ週間として、いままで読んでいたような小説や英語のおもしろい言い回しの本を読んだりして、もとの私の世界に戻っていました。あとは、1年間ほとんどほったらかしで、近所の安売り店で間に合わせに買っていた子どもの服を通販でゆっくりと注文したり・・・ちょっとのんびりと過ごしています。

ところで、19世紀ロシアの作家ゴーゴリの「鼻」っておもしろいですね。この著者の作品は初めて読んだのですが、奇抜な設定、ユーモラスな表現、不条理な世界観に魅せられてしまいました。読んでいる文庫本には「外套」(←確か代表作ですね)、「査察官」という作品も入っているので、これから楽しみに読んでみます。

いまの政治や社会状況が続く限り、何らかの行動をするのは、この時代に世を受けた大人としての「たしなみ」(←おおくにあきこさんの言葉で、私の座右の銘となっています)だと思いますが、私の場合やはりそればっかりでは心身が持ちません。心身がいっぱいになったら小休止をはさみながら、気長に地道に考えて、動いていこうと思います。

4月の全国一斉学力テスト(私はこれには批判的です)の結果が報じられたり、だいぶ前のことですが有志の署名活動を全く無視するかたちで都立の中高一貫校(小石川中高など)に「つくる会」の公民や歴史の教科書が採択されたり、書きたいことはいっぱいあるのですが、もうしばらくエネルギーを蓄えてからにします。



税負担の基本的なしくみと問題点(共産党の考え) [政治の不思議]

私は基本的に無党派リベラルを自認していますが、最近の政治の動きでは社民・共産、民主小沢氏〜左派の発言に共感を覚えるものが多いです。国会中継はなかなか見る時間がないのですが、先日、予算委員会で共産党の佐々木憲昭さんの質問を見ました。税負担の公平性などについて、わかりやすく説得力のある質問をされていて、感心しました。

ところで、先日、消費税について書いた記事に東西南北さんからいただいたコメントが、税負担の考え方について、専門外の者にもわかりやすいと思います。出典は日本共産党の文章のようです。コメント欄に置いておくにはもったいないので、記事として上げておきます。以下です。

********************************************
税制には直接税中心か、間接税中心かの論点がまずあります。すなわち、

 民主的税制は、税負担の公平をはかるために近代社会で確立してきた租税原則で、日本では一九四九~五〇年の米シャウプ使節団の勧告(シャウプ勧告)にもとづき戦後税制にとり入れられました。

 直接税中心の原則は、税制は所得税、法人税など直接税を中心とし、消費税のような間接税によるべきではないという原則です。本来、税金は所得や資産に課税するもので、消費税のように所得のまったくない人からも一律に税金をとることは税負担の公平に反します。

 総合・累進制の原則は、所得をすべて合算した上で所得の高い人ほど高い税率をかけるという原則です。直接税中心でも一律税率では低所得者に重くなります。そこで所得が増えるにしたがって、税負担も重くする累進制が必要です。さらに累進制が正しく働くように、各種の所得を合算して課税する総合制をとることで、初めて税の公平確保がはかられます。

 生計費非課税の原則は、国民の最低生活費には課税してはならないという原則です。憲法二五条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を税制につらぬく上で、不可欠の原則です。

 自民党政治は、一九八八年の税制「改革」を起点とする九〇年代「改正」で、所得の低い人ほど負担が重くなるという最悪の不公平税制である消費税導入と税率引き上げをはかり、直接税中心から間接税中心へと転換をはかりました。

 他方で、大企業・金持ちへの大減税を立て続けにおこない、総合・累進制を大幅に緩和し、税収基盤の空洞化まですすめるなど、民主的原則をないがしろにしてきました。

 1989年に消費税が導入された時も、97年に増税された時も「高齢化社会のため」などと宣伝されました。

 しかし、消費税導入後16年間に、社会保障は拡充されるどころか、改悪が続きました。サラリーマンの医療費は1割負担から3割負担になり、年金も削られました。この16年間の消費税収148兆円に対して、法人3税(法人税、法人住民税、法人事業税)の税収は、この間に合計で145兆円も減りました。

 不況にくわえて、大企業への減税が繰り返されたためです。消費税はこの穴埋めに消えてしまい、社会保障には回っていません。いまも日本経団連などは「社会保障のために消費税増税を」と言っていますが、これは「社会保障をよくするため」ではなく、「社会保障への企業負担を軽くするため」という意味です。消費税を増税しても社会保障がよくなる保障はまったくありません。

 1989年に消費税を導入した後、その前と比べて大企業などの法人税率を42%から30%に引き下げ、「富裕層」の税率を60%から37%に引き下げたからです。消費税収は、90年と比べ2005年には4・5兆円から10・5兆円に増えましたが、法人税は18・4兆円から12・5兆円、所得税は26兆円から14・7兆円に減少しました。その結果、国の税収は60・1兆円から47・0兆円に落ち込みました。

 したがって、国の税収を増やすためには、法人税率、高額所得者の最高税率を消費税導入前にもどすことです。これが、国民的な立場から租税負担率をあげる道です。

 さらに、最終的には消費税は大企業自身の負担にはなりません。

 たとえば、原材料や機械に50億円、輸送費、光熱通信費、事務費などに10億円を支払って、製造した商品を100億円で販売する企業を考えましょう。これらの経費を支払う際には、60億円の5%として3億円の消費税を払うことになります。一方、商品を販売する際には、お客から100億円の5%の5億円の消費税を受け取ります。消費税は、販売した商品やサービスに上乗せされた消費税と、仕入れの際に払った消費税との差額を税務署に納税する仕組みですから、5億円マイナス3億円で、2億円を税務署に納税することになります。

 このように、大企業は仕入れの際には消費税を払いますし、税務署に消費税を納税してもいますが、それには販売の際にお客から受け取った消費税が充てられています。つまり、最終的に消費税を負担するのは消費者であって、この企業自身は負担していないのです。大企業は、「形式的には消費税を払う」が「実質的には負担はしていない」ということです。

 中小零細事業者の場合には、大企業との価格競争の中で、販売価格に消費税を上乗せできない場合があります。下請け業者の場合には、納入先の大企業から「消費税分をまけろ」と納入価格の引き下げを迫られ、消費税を受け取れない場合もあります。こうした中小零細業者の場合には、身銭を切って消費税を負担する場合もありますが、大企業は基本的にはこういうことはありませんから、消費税は負担しません。

次に、消費税率を上げた場合ですが、税率を上げても、富裕層から多くの消費税は取れません。富裕層は、収入の大半を消費税がかからない貯蓄や株・土地の購入などに使い、消費支出の割合が低いためです。事実、年間収入約300万円の世帯では86%を消費に使いますが、1400万円を超える世帯では半分以下の42・7%にすぎません。

 1億円の年収の方を例にあげます。この方は、所得税・住民税、社会保険料などを納め、残りは貯蓄や株・土地の代金にし、一定額―2000万円を消費すると仮定します。そのすべてを国内で使ったとしても、消費税額は5%の100万円です。消費税率を10%に引き上げた場合、増税額は2000万円の5%で100万円となります。

 一方、仮に、富裕層の所得税率を5%上げれば、500万円の増収になり、消費税を5%あげた場合の5倍の税収になります。

 しかも、「消費税には逆進性がある」ため、税率引き上げは、庶民に重くのしかかります。政府の調査でも、年収に占める消費税の割合は、年収300万円の世帯で4・2%、一方、1500万円以上の世帯では1・4%にすぎないことが示されています。

(出所:http://www.jcp.or.jp/faq_box/zaisei_zeisei_index.html)



【転載】明日19日夕、厚労省前に行ける方! [市民運動]

次のようなメールが届きましたので、転載します。最低生活費基準を引き下げようという動きに対しての集会です。本文を読むと、もっともな主張だと思います。確かに生活保護受給者だけではなく、国民全体の問題でしょう。明日夕とかなり急な話ですが、少しの時間でも良いそうなので行ける方、お願いします。雨宮処凛さんも呼びかけ人になっておられます。

******************************************
明日18:30厚生労働省前へ

まだイジメ足りないのか!?
生活保護受給者だけじゃない!低所得者全体に影響
「難民」化・少子高齢化を推進してどうする?
ふざけるな!最低生活費基準切下げを阻止する、怒りの緊急行動のおしらせ

【とき】10月19日(金)18:30〜21:00
【ところ】厚生労働省前
【やること】リレートーク。その時間、5F第12会議室で「検討会」が開かれます
(←厚労省側の検討会ですね byまい)。会議室に届くよう、一人ひとりが訴えましょう。
ずっといられない方でも、ちょっと立ち寄って、ひとこと言ってやりませんか! 
【持参してください!】横断幕他アピールに使える物なんでも。特に拡声器をお持ちの方どなたか!
【問合せ連絡先】080-3022-4422(湯浅。NPOもやい/反貧困ネットワーク事務局長)
【緊急記者会見もあります】
主催:生活保護問題対策全国会議
時間・場所:厚生労働省記者クラブ18:00〜

続きを読む



イラクでの医療支援 [戦争と平和]

紛争が続くイラクでは、人道支援関係者でさえも生命の危険があるため、入国している国際援助団体は多くないそうです。しかし、イラク人医師数千人が国外へ脱出し、イラクに残った医師も嫌がらせを受けたり、拉致・暗殺の脅威にさらされていて、イラクの医療制度は機能していません。

そうしたなかで、国際的なボランティア組織である「国境なき医師団」は2004年に治安悪化のため一時撤退したものの、2006年末には再入国し、比較的安全といわれる北部クルド地域で医療援助を続けています。さらに、形成外科などの分野では隣国ヨルダンに患者さんを運んで治療するというプログラムも実施しています。

その様子が「国境なき医師団」のホームページに載っていますので、ご紹介します。「安全上の配慮からスタッフの実名は公表できない」という記述からも、イラクが置かれた危機的な状況が理解できるように思います。

http://www.msf.or.jp/2007/10/10/5902/post_152.php

こちらは患者さん3人の証言です。
http://www.msf.or.jp/2007/10/10/5901/post_151.php

また、ホームページでは見つけることができませんでしたが、ニューズレターではパレスチナの様子もレポートされています。天木直人さんのブログでよく指摘されているように、イラクと同じくらい危険で悲惨な状態に置かれていることが伝わってきます(事情により転載はできません)。

これらの地域で文字通り命がけで頑張っているスタッフの方々に深い敬意を表します。さらに、そうしたスタッフの努力を活かす。少なくともアフガンの中村哲さんが指摘するように、やりにくくするような政策は取らない政府であってほしいと切に願います。

*国境なき医師団は、その大部分の活動資金が個人の寄付によるものです。1日50円キャンペーンもありますので、よろしかったらお願いします。



「フィンランドという生き方」から+カナダの消費税+翻って日本は? [福祉国家へ]

2〜3日ブログを書かないと、胸のなかのモヤモヤがたまっていくようで、けっこういっぱい書きたいことがたまっています。その多くは言葉としてまとまっていない上に、内容的にも考察不足は否めないのですが、やはり少しずつでも書いていきます。

ちょっと前の記事で紹介した「フィンランドという生き方」という本から印象に残った一節です。ちなみに、前にも書きましたが、この本は主にフィンランドでの普通の暮らしについて書いた本で、目次を拾うと「日常の愉しみ」「森の植物たち」「祭りの季節」といった項目が並び、わりと淡々とした記述のなかに何とも言えない情緒があふれる本です。そのなかで分量としては少ない政治や社会システムについて取り上げましたが、上に挙げたような章も興味深いので、「暮らし」に関心のある方にもお勧めです。

フィンランドという生き方

フィンランドという生き方

  • 作者: 目莞 ゆみ
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

今日、紹介するのは序章の「フィンランドという生き方」から「高福祉と高教育が鍵」という一節です。

続きを読む



【転載】君が代不起立処分撤回を求める12・22集会 [教育基本法]

多くの方はご存知だと思いますが、東京都教委では入学式・卒業式での君が代斉唱の時に不起立の先生方に対して、たいへんな処遇がされています。違反は累積してカウントされ、後の文中に出てくる根津公子さんは現在停職6カ月(校門前出勤を続けておられます)、河原井純子さんは停職3カ月になっています。このままの都教委の方針が続けば、来年には根津さん、再来年には河原井さんが免職となる可能性が大です。

そこで、根津さん、河原井さんを応援し、都教委の処分に抗議するためにいろいろな団体や個人が動いているのですが、その一つとして、12月22日全国集会のお知らせが来ましたので転載します。呼びかけ人のお名前を見て、ちょっとビックリするとともに、とても嬉しくなりました。

昨年の教育基本法「改正」反対運動で、私たち無党派市民の行動とこころのよりどころが「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会 あんころ」という会のホームページでした。その呼びかけ人だった大内裕和さん、小森陽一さん、高橋哲哉さん、三宅晶子さんが全員揃っておられます。あんころ(「アンチこころの教育」の意味です)は新教育基本法が可決後に解散してしまいとても残念ですが、何ヶ月か前の京都での集会や今回お知らせの会で4人のお名前を目にして頑張っておられる様子を読むと、私まで勇気をいただいた気持ちになります。

ところで、全国協議会は解散しましたが、ブログは資料として残っていますので、訪問したことがない方はぜひ行ってみてください。1年前には1日に何回もアクセスして情報を得たり意見を書いたりしていたことを思い出します。

続きを読む



【お知らせ】タウンミーティング国賠訴訟・第5回口頭弁論 [教育基本法]

ちょっと前に案内をいただいていたのですが、お知らせが遅れてしまいました。もう日が迫ってしまいましたが、京都、滋賀、大阪方面で12日金曜日午前にポカッと時間が空いている方がおられませんでしょうか?京都御所南の京都地裁で裁判の傍聴をご検討ください。
以下は「タウンミーティング訴訟を支える会」からのご案内の転載です。

********************************************
タウンミーティング国賠訴訟
第5回口頭弁論の傍聴を

10月12日(金)午前10時半〜
京都地裁 101号大法廷 集合:午前10時20分
(口頭弁論後は、弁護士会館でミニ集会を行います)←これは勉強になりますbyまい

■いよいよTM訴訟も佳境に入ってきました。全ての責任を国に押し付ける京都市教委に対して、国はプッツンときたのか、市教委とのやりとりの一部始終を暴露した書証を提出。京都市教委の悪辣なやり方が全て暴露されました。
 次回の法廷では、原告からTM不正の全容をまとめた準備書面を陳述します。地裁で一番広い法廷です。ぜひ、おいで下さい。

*********************************************

その後の集会のご案内も転載します。

<今後の日程>
*第6回口頭弁論
 11月7日(水)午前10時半〜 京都地裁

*TM不正を許さない!市民集会
 12月2日(日)午後1時半〜 ひとまち交流館
 講演:高橋哲哉さん



学校の先生方の過重労働について [学校と子ども]

昨日の朝日新聞に、着任したばかりの若い先生が2カ月で自殺されたという記事がありました。読まれた方も多いと思いますが、ここに再掲します。
****************************************
夢見た教壇2カ月 彼女は命を絶った 23歳教諭の苦悩
2007年10月09日18時05分

 東京都新宿区立小学校の新任の女性教諭(当時23)が昨年6月、自ら命を絶った。念願がかなって教壇に立ち、わずか2カ月後に、なぜ死に至ったのか。両親や学校関係者に取材すると、校内での支援が十分とはいえないなか、仕事に追われ、保護者の苦情に悩んでいた姿が見えてくる。

 母(55)がメモ帳に書かれた遺書を見つけたのは、死去から2カ月たった昨年8月のことだ。「無責任な私をお許し下さい。全て私の無能さが原因です」。「無責任じゃない。責任を果たそうとしたから倒れたのに」と父(55)。やりきれない思いがこみあげた。

続きを読む



このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。