SSブログ

「フィンランドという生き方」から+カナダの消費税+翻って日本は? [福祉国家へ]

2〜3日ブログを書かないと、胸のなかのモヤモヤがたまっていくようで、けっこういっぱい書きたいことがたまっています。その多くは言葉としてまとまっていない上に、内容的にも考察不足は否めないのですが、やはり少しずつでも書いていきます。

ちょっと前の記事で紹介した「フィンランドという生き方」という本から印象に残った一節です。ちなみに、前にも書きましたが、この本は主にフィンランドでの普通の暮らしについて書いた本で、目次を拾うと「日常の愉しみ」「森の植物たち」「祭りの季節」といった項目が並び、わりと淡々とした記述のなかに何とも言えない情緒があふれる本です。そのなかで分量としては少ない政治や社会システムについて取り上げましたが、上に挙げたような章も興味深いので、「暮らし」に関心のある方にもお勧めです。

フィンランドという生き方

フィンランドという生き方

  • 作者: 目莞 ゆみ
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

今日、紹介するのは序章の「フィンランドという生き方」から「高福祉と高教育が鍵」という一節です。

********************************************
 日本と平均年収が同じくらいなのに、どうしてフィンランドでは長期休業が可能で、GDPの26.4%もの社会福祉を実現できるのだろうか。そしてその財源はどこから来るのだろう。
 世界トップレベルの教育と高福祉社会を支えるためにフィンランドは個人の所得税も法人の企業税も高く、高収入ほど税率も上がる。物価も高いことで知られる。消費税は高いが、エコ製品など税率が低いものや課税されないものもある。(←薩摩長州さん、この色はいかがですか?ご意見をbyまい)どういう国にしたいかという概念(コンセプト)が明瞭に政策に反映されているのである。
 フィンランドの高福祉社会体系の風が風速を上げたのは50年代になってからだ。1957年、女性たちは児童手当を要求してデモを繰り広げた。フィンランドは、数年の闘争をかけて社会保障(ソーシャル・セキュリティ)を選択(オプション)したのである。おとなしく待っているだけでは何も得られない。
 教育レベルが高いと労働効率が上がるという前提で、フィンランドが国家的規模で労働教育をしていると仮定しよう。高い税率に耐えるために技術開発と高い生産性が要求される。生産性を上げるにはよい労働力が必要だ。そのために教育が前提となる。ひとむかし前の日本企業は社員教育をよくした。リストラや転職が多くなると、金をかけて社員教育をしても自社の得にねに。日本では労働教育を期待されているのが今や大学だが、フィンランドでは国家的規模でやっている。教育は小学校から大学まで無料で、初等中等学校から、長い将来の職業人生のために生徒の心と技の準備(スタンバイ)をさせることが教育目標となっている。よい教育は、よい労働力を生み、生産性を上げ、高い税率により国の税収が増える。それで高福祉と教育無料を保障し、良好な社会体系の循環ができあがる。労働効率を高めるように国が持っていっていると考察してよいだろう。一方でまた介護施設やレストラン、カメラやも電気工も専門的(プロフェッショナル)な個人企業(マイスター)が国家レベルで育まれ、聡明なフィンランド人がさらに洗練された技を生み出していると言えないだろうか。

****************************************
さてこの文章にはいくつもの論点があり、異論や「日本ではこうはいかない」と思われる部分もあることでしょうが、私がまず感心したのは、消費税でのメリハリです。消費税が導入された時、私はいまよりもまだ政治に疎かったのですが、「消費税の明らかな弱点である逆進性を補うような措置をなぜ取らないのだろう?」とたいへん不思議だったことを覚えています。

フィンランドではエコ製品には税率が低かったり、課税されないものがあったり、そのあたりはメリハリがついているようです(ちなみにフィンランドの名目消費税率は22%です:ただし使われ方は、世界一の福祉国家であるとともに、政治的にも透明性が高く、日本のように国民の誰も知らないうちに米国債の購入に消えてしまったりということはないようです)。

そして、それはフィンランドだけのことではありません。どちらかと言えば、新自由主義寄りの国である(と私が捉えている)カナダだって、そのあたりは配慮しています。次の文章はカナダに移住した日本人の方が書いた本からの引用です。

セミリタイア成功術―海外で半分遊んで半分働く豊かな暮らし

セミリタイア成功術―海外で半分遊んで半分働く豊かな暮らし

  • 作者: 滝沢 修
  • 出版社/メーカー: 結書房
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本

******************************************
「カナダの消費税は「国税の7%+各州ごとに決められた州税」です。私が住むブリティッシュコロンビア州の州税は7%ですから、消費税は7%+7%=14%ということになります。日本の5%に対して、カナダの14%という名目数字だけを見て、「カナダは高い!日本の約3倍の消費税だ!」とよく言われます。しかし、こうした解釈は、表面数値だけみて高い安いと判断しているにすぎません。日本の消費税は一律税です。(←なぜだ!byまい)つまり何を買っても5%かかる単純なシステムです。カナダの場合、次のように全部が全部14%かかるわけではないのです。
消費税0%のもの:食料品、子供用品、食料の原材料、中古不動産など
消費税7%のもの:ガス、水道、電気、電話、新築不動産など
消費税14%のもの:衣料品、日用雑貨、車など

 私たちはカナダに移住してから、毎月の家計簿を細かく集計しています。パソコンで専用の計算表をつくり、すべて把握できるようにしてありますが、実際に支払っている消費税率は5%前後です。しかも、もともとの物価が日本より遙かに安いですから、実際に支払っている消費税額は日本より安いといえるでしょう。これがカナダの消費税の実態です。

*****************************************
どうでしょうか?収入が相対的に低い人にとっては、日本とフィンランドやカナダ、どちらが暮らしやすいでしょう。年金生活や失業中など、社会的弱者にとって配慮があるのは後者ではありませんか。こうして他国の実情を知ると、逆進性を放置したままの日本の政策は「国民を幸せにする政府」というビジョンがあるのかどうなのか、大いに疑問を感じます。

最後に、「そうは言っても、どこで線を引くかその基準作りが難しいし、業種別に不公平になってしまうのではないか?」という危惧を抱く人に対しては、消費税とは話は離れますが、片山善博氏(前鳥取県知事)とブログで何かと教えていただいている津久井進弁護士の共著である「災害復興とそのミッション」から次のような文章を紹介します。

災害復興とそのミッション―復興と憲法

災害復興とそのミッション―復興と憲法

  • 作者: 片山 善博, 津久井 進
  • 出版社/メーカー: クリエイツかもがわ
  • 発売日: 2007/08/23
  • メディア: 単行本


津久井さんが講演され、とても印象的で心に残った部分です。

*************************************
 こんなことを言うと「基準作りが難しい」と必ず反論が起きます。しかし、先ほど申し上げたように、ミニマムスタンダードを作ろうとするから難しくなるわけです。できる限り被災者を広く救済しようという観点に立てば、災害弱者の要件はそれほど難しいことではありません。都市計画の際に行われるように一定の被災地域に面的に網をかけて原則として災害弱者性を認めた上で、例外を除くという手法もあります。
 復興過程において、被災者を厳密なふるいにかける作業に行政の労力を注入するほど空しい作業はありません。災害弱者性を正面から肯定することで、一気に目の前の視野が開けることでしょう。

***************************************
話はかなり違いますが、災害弱者を生活弱者と置き換えると共通した部分が出てくるでしょう。生活弱者であってもどうしても購入しなくてはならない生活必需品と、そうではないゆとりをもたらす商品とはおのずから違ってくるはずです(自動車など、都会では贅沢品、交通機関の発達していない地方では必需品という地域差はあるでしょうけれども)。それを一律に5%にする、さらには法人税など他の税制の十分な見直しなくして、またもや一律に上げるというでは、弱者にさらに鞭を打つような政策と言わざるを得ないと思います。

*この記事の主旨である消費税の逆進性の補正については、記事の要約を民主党に意見としてメールを送りました。


2007-10-18 01:11  nice!(0)  コメント(20)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 20

Ladybird

 英国の付加価値税(VAT)は高級品,ゼイタク品には高いパーセントでかかりますが,生活必需品にはあまりかかりません.こうして税の累進性(のようなもの)を確保しているわけです.日本の消費税とは基本的な姿勢が違います.

 この文をアルバイシンの丘 http://papillon99.exblog.jp/ に投書しました.フィンランドやカナダでも同様のようですね.
 私の投稿に続き布引さんという方が,日本は規制緩和,消費促進の米国式をめざしているはずなのに,消費税だけヨーロッパを見習うのはおかしいと書かれています.
 正確には,ヨーロッパ流のうち日本政府に都合のよい面だけを借用しているわけで,弱者保護の精神などミジンもないという超悪政が行われようとしています.
 最低最悪の政府です.この政権を存続させてはなりません.
by Ladybird (2007-10-19 11:36) 

wakuwaku_44

昔の物品税に近い概念ですね。
「基準を作りにくい」というのは、「生活必需品」と「高額品」の区別をつけにくい、というところです。
例えば、同じ米でも「普通のコシヒカリ」と「ブランド米」で同じ概念になるのか、ということもありますし、自動車も都市部は交通機関が発達しているので「贅沢」とできますが、地方は車がないと生きていけない状態ですから「生活必需品」となってきます。
区別をつけにくい、ということは、区別するためのオペレーションも必要ということですから、これはコストがかかる話になってきます。

この点を考慮した場合、「所得の再分配」という概念で代替するのがベターになるのかなって思います。例えば「年金か生活保護かどちらかひとつしかもらえない」のを改めて、「生活保護・身障者年金・児童手当の3つが同時に支給される」とか、そういうので対応するとか、ですね。

これが実現できれば、「必要な人に必要なだけ」に近づくことができる上に、余計なオペレーション(重複を避けるための事務処理等)が発生しないので、コストの削減にもつながります。

日本は社会保障に90兆円というもの巨大なカネが動いています。これはGDPの18%です。
とはいっても、日本のGDPは世界の15%ですから、スウェーデンが社会保障にGDPの30%を使っているといっても、それをそのまま取り入れることはできないので、上記の「例え」ができるかどうかは、正直わかりません。

ともあれ、日本は高齢者に関しては、世界史上類を見ない状態になるのは確実ですから、いろんな国の例を参考にして、国も国民も円滑に動くようにしていかなければならないでしょう。
by wakuwaku_44 (2007-10-19 16:25) 

Ladybird

wakuwaku_44さん
 コメントは手短かに簡潔に,ですよ.コメント欄はエッセイを書く場ではないと思います.
 偉そうなこと言ってすみません.
by Ladybird (2007-10-20 06:45) 

喜八

Ladybird さんに賛成~♪

wakuwaku_44 さんはぜひとも!ご自分のブログを開設されてください。
そして思う存分「御高説」を開陳されてくださいよ。
そのほうが圧倒的に豊かなウェブライフを送れるはずですね。
おせっかいなようで、失礼します・・・。m(__)m
by 喜八 (2007-10-20 12:47) 

薩摩長州

喜八さまに賛成~♪♪

一記事2コメント、もりあがり3コメントを守りましょう。

ブログ開設の折には、気兼ねなく特大のコメントを遠慮なく全面展開でおくらせていただきますから。

おせっかいなようで、失礼します・・・。m(__)mm(__)m
by 薩摩長州 (2007-10-20 20:11) 

wakuwaku_44

喜八殿、薩摩長州殿は、東西南北氏に同様のことを述べておりませんね。

ブログを開設するしないは私の勝手ですが、仮にブログを開設した場合、最低でも東西南北氏及び薩摩長州氏は書き込みできないように措置いたします。
by wakuwaku_44 (2007-10-20 22:09) 

喜八

>>wakuwaku_44 殿

複数のブログに長文コメントを残されているお暇があるのなら、ご自分のブログのために使われたらいかがですか?という穏便な提案をしているわけです。
そこのところの私の「誠意」を慮っていただきたいものです。
by 喜八 (2007-10-20 23:49) 

東西南北

 「ブログを開設するしないは私の勝手ですが、仮にブログを開設した場合、最低でも東西南北氏及び薩摩長州氏は書き込みできないように措置いたします。」

 wakuwaku_44は対立意見を排除しないで言論することが必要などと言いながら、自分に不都合な東西と薩長さんの意見は排除するという身勝手な人物ですね。ブログを開設するしないも勝手だという自己中心ぶりであり、日頃、感情論がどうのこうのと吼えているわりには、見事に感情論全開でした。 wakuwaku_44の発言内容が現実化すれば社会は暗くて貧困になるだけですから、彼の発言は無意味で無責任な内容なんです。

 自公政権、財界、アメリカ政府の広報、プロパガンダ役としてブログを開設して、自分のブログに反対意見を排除しないで掲載したらどうですか?
by 東西南北 (2007-10-21 00:15) 

薩摩長州

2コメです。

エントリーにずれずれのコメントは、ここまでにいたしましょう。ブロガーに申し訳ないから。
by 薩摩長州 (2007-10-21 00:26) 

東西南北

 税制には直接税中心か、間接税中心かの論点がまずあります。すなわち、

 民主的税制は、税負担の公平をはかるために近代社会で確立してきた租税原則で、日本では一九四九~五〇年の米シャウプ使節団の勧告(シャウプ勧告)にもとづき戦後税制にとり入れられました。

 直接税中心の原則は、税制は所得税、法人税など直接税を中心とし、消費税のような間接税によるべきではないという原則です。本来、税金は所得や資産に課税するもので、消費税のように所得のまったくない人からも一律に税金をとることは税負担の公平に反します。

 総合・累進制の原則は、所得をすべて合算した上で所得の高い人ほど高い税率をかけるという原則です。直接税中心でも一律税率では低所得者に重くなります。そこで所得が増えるにしたがって、税負担も重くする累進制が必要です。さらに累進制が正しく働くように、各種の所得を合算して課税する総合制をとることで、初めて税の公平確保がはかられます。

 生計費非課税の原則は、国民の最低生活費には課税してはならないという原則です。憲法二五条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を税制につらぬく上で、不可欠の原則です。

 自民党政治は、一九八八年の税制「改革」を起点とする九〇年代「改正」で、所得の低い人ほど負担が重くなるという最悪の不公平税制である消費税導入と税率引き上げをはかり、直接税中心から間接税中心へと転換をはかりました。

 他方で、大企業・金持ちへの大減税を立て続けにおこない、総合・累進制を大幅に緩和し、税収基盤の空洞化まですすめるなど、民主的原則をないがしろにしてきました。

 1989年に消費税が導入された時も、97年に増税された時も「高齢化社会のため」などと宣伝されました。

 しかし、消費税導入後16年間に、社会保障は拡充されるどころか、改悪が続きました。サラリーマンの医療費は1割負担から3割負担になり、年金も削られました。この16年間の消費税収148兆円に対して、法人3税(法人税、法人住民税、法人事業税)の税収は、この間に合計で145兆円も減りました。

 不況にくわえて、大企業への減税が繰り返されたためです。消費税はこの穴埋めに消えてしまい、社会保障には回っていません。いまも日本経団連などは「社会保障のために消費税増税を」と言っていますが、これは「社会保障をよくするため」ではなく、「社会保障への企業負担を軽くするため」という意味です。消費税を増税しても社会保障がよくなる保障はまったくありません。

 
by 東西南北 (2007-10-21 01:07) 

東西南北

 1989年に消費税を導入した後、その前と比べて大企業などの法人税率を42%から30%に引き下げ、「富裕層」の税率を60%から37%に引き下げたからです。消費税収は、90年と比べ2005年には4・5兆円から10・5兆円に増えましたが、法人税は18・4兆円から12・5兆円、所得税は26兆円から14・7兆円に減少しました。その結果、国の税収は60・1兆円から47・0兆円に落ち込みました。

 したがって、国の税収を増やすためには、法人税率、高額所得者の最高税率を消費税導入前にもどすことです。これが、国民的な立場から租税負担率をあげる道です。

 さらに、最終的には消費税は大企業自身の負担にはなりません。

 たとえば、原材料や機械に50億円、輸送費、光熱通信費、事務費などに10億円を支払って、製造した商品を100億円で販売する企業を考えましょう。これらの経費を支払う際には、60億円の5%として3億円の消費税を払うことになります。一方、商品を販売する際には、お客から100億円の5%の5億円の消費税を受け取ります。消費税は、販売した商品やサービスに上乗せされた消費税と、仕入れの際に払った消費税との差額を税務署に納税する仕組みですから、5億円マイナス3億円で、2億円を税務署に納税することになります。

 このように、大企業は仕入れの際には消費税を払いますし、税務署に消費税を納税してもいますが、それには販売の際にお客から受け取った消費税が充てられています。つまり、最終的に消費税を負担するのは消費者であって、この企業自身は負担していないのです。大企業は、「形式的には消費税を払う」が「実質的には負担はしていない」ということです。

 中小零細事業者の場合には、大企業との価格競争の中で、販売価格に消費税を上乗せできない場合があります。下請け業者の場合には、納入先の大企業から「消費税分をまけろ」と納入価格の引き下げを迫られ、消費税を受け取れない場合もあります。こうした中小零細業者の場合には、身銭を切って消費税を負担する場合もありますが、大企業は基本的にはこういうことはありませんから、消費税は負担しません。



次に、消費税率を上げた場合ですが、税率を上げても、富裕層から多くの消費税は取れません。富裕層は、収入の大半を消費税がかからない貯蓄や株・土地の購入などに使い、消費支出の割合が低いためです。事実、年間収入約300万円の世帯では86%を消費に使いますが、1400万円を超える世帯では半分以下の42・7%にすぎません。

 1億円の年収の方を例にあげます。この方は、所得税・住民税、社会保険料などを納め、残りは貯蓄や株・土地の代金にし、一定額―2000万円を消費すると仮定します。そのすべてを国内で使ったとしても、消費税額は5%の100万円です。消費税率を10%に引き上げた場合、増税額は2000万円の5%で100万円となります。

 一方、仮に、富裕層の所得税率を5%上げれば、500万円の増収になり、消費税を5%あげた場合の5倍の税収になります。

 しかも、「消費税には逆進性がある」ため、税率引き上げは、庶民に重くのしかかります。政府の調査でも、年収に占める消費税の割合は、年収300万円の世帯で4・2%、一方、1500万円以上の世帯では1・4%にすぎないことが示されています。

(出所:http://www.jcp.or.jp/faq_box/zaisei_zeisei_index.html)
by 東西南北 (2007-10-21 01:08) 

mai

この記事を書いた時には、まだ「消費税17%?!」という新聞記事を読んでおらず、フィンランドとカナダの本で相次いで似たような記述があったので、「そう言えば、福田内閣は消費税増税の方向だったな」」と軽い?気持ちで書きました。何時間かたってネットのニュースで消費税のことを知り、びっくりしました。17%で驚かしておいて、真の狙いはもう少し低いところでしょうけれど、税制全体の骨組みと問題点を明らかにしないままの消費税値上げ論議には不信感を抱きます。

>Ladybirdさん
コメントありがとうございます☆アルバイシンの丘、拝見し早速ブックマークしました。本当に消費税という概念を根本的に改めて、付加価値税のようなものにしてほしいものです。↑で名前を挙げておられた方がいましたが、昔の「物品税」の方がずっと理にかなっていると思います。
>正確には,ヨーロッパ流のうち日本政府に都合のよい面だけを借用しているわけで,弱者保護の精神などミジンもないという超悪政が行われようとしています.
 最低最悪の政府です.この政権を存続させてはなりません.・・・・

同感です。教育でも都合の良いイギリスサッチャー流改革だけを持ってきていますね。イギリスではすでにうまくいかず、見直しの動きが高まっていますが、日本も同じ失敗の道をたどるのでしょうか?一つの成功例である北欧の良いところを学べば良いのですが、そういう動きはあまり見られません。
私が生まれてから一番の悪政が続いていると思います(ピークは小泉・安倍政権だったと思いますが、いまも同じ流れでしょう)。「この政権を存続させてはなりません」全く同感です。メディアが支配されているなか、どれだけ多くの国民がそのことに気づいてくれるのか心配ですが、少しでも発信していくしかないと思っています。
by mai (2007-10-22 16:10) 

mai

>WAKUWAKU_44さん
私はどなたの意見であっても、明らかな誹謗中傷などなければ、一つの意見として読ませていただきたいと思っています。WAKUWAKU_44さんのご意見を読むことは苦痛ではないし(詳細なお返事は(いつも書いているように)時間的、能力的に無理ですが)、私と立場が違う方は実生活ではたくさんおられるわけで、WAKUWAKU_44さんに書き込まないでいただく理由もないと考えます。

ただ、みなさんおっしゃるように、これはWAKUWAKU_44さんの自由ですが、これだけ思っておられることがおありならば、ご自分のホームページなりブログなりで、たくさん書かれた方が良いのではという感想は持ちます。そうされないのは、もしかしたら、私への精神的な圧力が目的かしら?と考えたことも、正直言ってあります。

私はいまのところ、ほとんど堪えていないつもりですが、他の方へのお返事が遅れるなど、多少影響は出ています。確かにコメントは簡潔にしていただいた方が、要点もはっきりし、かえって私にも他の読者にも伝わりやすいかもしれません。ご一考いただければありがたいです。

所得の再分配をどうするかは、いろいろな考え方があるのだろうと思います。しかし、いまの政府のように消費税を上げる方向を取りたいのであれば、コストがかかっても、課税しないまたは課税率を抑える品目を定めることは、国民に対する最低限の義務だと思います。
by mai (2007-10-22 16:34) 

mai

>喜八さん、Ladybirdさん
コメント欄について、いろいろ心配してくださって本当にありがとうございます。感謝しています。私がもっときちんと仕切ればいいのでしょうけれども、異質な意見をできるだけ排除しないということが1年前に活動を始めた時からの、私なりの小さな信念です。それに、あまり苦にしていませんので、いまのまったりペースでしばらく行ってみようと思います。ただ、ヒートアップしそうな時に冷静な目で「待った!」を入れていただけるのは、たいへん嬉しいです。
by mai (2007-10-22 16:39) 

mai

>薩摩長州さん
原則2コメント、盛り上がり3コメントという暫定基準をずっと気にかけていただいて、本当に感謝しています。あれは取りあえず決めてみたもので、他の方々に十分守っていただけていないこともあり、また見直すかもしれませんが、お気遣いにはいつもありがたく思っています。
by mai (2007-10-22 16:43) 

mai

>WAKUWAKU_44さん
>ブログを開設するしないは私の勝手ですが、仮にブログを開設した場合、最低でも東西南北氏及び薩摩長州氏は書き込みできないように措置いたします。
他のブログなどで何かあったのか私は知りませんが、これはWAKUWAKU_44さんらしくありません。このブログでは東西南北さん、薩摩長州さんは、紳士的にコメントをしてくださっています(東西さんはちょっと文が長くて読みづらい点はありますが)。意見の異なる人を排除するやり方はWAKUWAKU_44さん自身が否定されていることだと思いましたが・・・?
by mai (2007-10-22 16:48) 

mai

>東西南北さん
いただいたコメントをそのままにしておくのはもったいないので、記事にさせていただきたいと思います。もし不都合な点がありましたら、削除しますのでおっしゃってください。
by mai (2007-10-22 16:51) 

wakuwaku_44

>このブログでは東西南北さん、薩摩長州さんは、紳士的にコメントをしてくださっています(東西さんはちょっと文が長くて読みづらい点はありますが)。意見の異なる人を排除するやり方はWAKUWAKU_44さん自身が否定されていることだと思いましたが・・・?

この2名は、私を排除したいために挑発的なコメントをしてきているだけです。こういう人を入れるほど私は優しくありません。
by wakuwaku_44 (2007-10-22 23:57) 

Ladybird

 mai さん,お返事ありがとうございます.私も3度目のコメントになりますから,この項に書くのはこれを最後とします.
 wakuwaku_44 さんは,ご自分のブログを開設された方が良いようですね.開設されている方は,コメント時にご自分のURLを記入することを原則とすべきでしょう.

>アルバイシンの丘、拝見し早速ブックマークしました。
 消費税値上げについては,本当にあちこちから批判の声(悲鳴?)が挙がっています.かわうそ実記http://kawausoblg.cocolog-nifty.com/index/2007/09/asahicom_7bdd.html,再出発日記
http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/diary/200710090000/などもご訪問ください.

>ヒートアップしそうな時に冷静な目で「待った!」を入れていただけるのは、たいへん嬉しいです。
 これはmaiさんご自身の仕事です.私は時たまお邪魔している異邦人でしかありません.
by Ladybird (2007-10-23 10:57) 

mai

>Ladybirdさん
ブログの紹介ありがとうございます。私自身、いろいろと勉強します。

>ヒートアップしそうな時に冷静な目で「待った!」を入れていただけるのは、たいへん嬉しいです。
 これはmaiさんご自身の仕事です.私は時たまお邪魔している異邦人でしかありません.
確かに・・・。私にとっては厳しいご意見ですが正論です。試行錯誤しながらやっていきます。これからもよろしくお願いします。
by mai (2007-10-25 11:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。