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子どもたちを殺さないで! [戦争と平和]

年末から知人やメーリングリスト経由でガザ地区の様子が文章や動画で入ってきます。小さな子どもの遺体などは胸がふさがれるようで直視できなくなります。知人からの「死んだパレスチナの子どもたちにも名前がある」というメールで、一人ひとりの名前や家族構成など読んでいると涙が出そうです。

ガザで亡くなった子どもたち、イラクやアフガニスタンの犠牲者、そしてソマリア、シエラレオネを始めとするアフリカの最貧国、さらに先進国でも事故、虐待、病気などで幼くして亡くなっていく子どもたち。天国にいる子どもたち全員にこの曲を贈りつつ祈りたいと思います。

エリック・クラプトンのTears In Heavenhttp://jp.youtube.com/watch?v=VRsJlAJvOSM")。

お正月にkimera25さんのブログで紹介されていて久しぶりに聴きました。その時はうかつにも忘れていたのですが、91年にクラプトン自身の4歳半になる愛息が高層マンションから転落死するという悲劇があって、そのコナーくんを偲んで作った名曲です。

この曲を聴きながら、亡くなったすべての子どもたちがいつの日か天国で両親と再会できること。そしてこれ以上一人たりとも子どもの犠牲が増えないことを祈ります。

ガザ地区攻撃に抗議する署名サイトをあげておきます。ぜひお願いします。

こちらはavaazという国際組織で、世界中から40万人近くの署名が集まっています。当初の目標は越えて50万人を集めたいと書いてあります。英文サイトですが名前とメルアドで簡単に署名できます。
http://www.avaaz.org/en/gaza_time_for_peace/?cl=161793181&v=2606

アムネスティからエフド・バラク イスラエル国防相あてとトニー・ブレア中東和平特使あてです。
http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_IOP_Israel

http://www.amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_IOP_Qualtet

日本のNPO共同署名です。
http://www.shomei.tv/project-433.html
並んでいる署名案件には違和感を感じるものもありますが、ガザへの署名はどんどん増えてきています。

日本国際ボランティアセンターでは募金も集めています。
https://gt205.secure.ne.jp/~gt205119/form_creditbokin11.html
(私はお正月に少額募金し、お返事をいただきました)。

そして、こういう時こそ日本には独自の立場から和平に向けての外交を展開してほしいのですが・・・やはり無理でしょうか。



【16日に第一次集約】宇宙基本法案に対する緊急オンライン署名 [戦争と平和]

少し前の記事で取り上げた宇宙基本法案について、反対するオンライン署名の依頼メールが届きました。↓にもあるように、国立天文台の研究者である石附さんという方の呼びかけだそうです。専門家からみても問題のあるこの法案、自公民による拙速審議で成立させてはいけないと思います。

出勤前で時間がありませんので、以下にそのまま転載します。匿名も選択できますので、どうかご協力お願いします。

******************************************
【緊急】急いで広げてください!………………………………………………
 
 ★宇宙の軍事利用を解禁する「宇宙基本法案」に反対する
  緊急オンライン署名(石附澄夫さん呼びかけ)がスタート!

 <宇宙に関わる研究者などが続々と反対を表明!>

 宇宙基本法案への危惧を発信してきた石附澄夫さん(国立天文台助教)
呼びかけによる緊急オンライン署名運動がスタートしました。短期間です
ができる限り呼びかけを広げて、5月16日(金)午後には第一次集約を行
い、参院内閣委員をはじめとする議員・政党、報道関係者などに公表(F
AX、メール等で)する予定とのことです(その後も署名は継続)。
 緊急ではありますがぜひ署名してください。知人・友人にも広めてくだ
さるようお願いします。転送・転載はもちろん大歓迎です。

[宇宙の軍事利用を解禁する「宇宙基本法案」に反対するオンライン署名]

  → http://homepage2.nifty.com/space_for_peace/shomei/

 注:アピール文中の「日米衛星調達合意」とは、1990年に結ばれた実用
   (非研究開発)衛星市場を公開・無差別入札とする合意。安価な米
   国製導入に道を開き、日本メーカーの参入は事実上制限されてきた
   とされる。「安全保障」に関わる調達は例外とされている。


……改めて「悪法は白紙に戻せ!」「拙速審議は許さない!」の声を……

★15日(木)午前10時からの参院内閣委員会の直前に行われる理事会の
  場で、審議・採決日程が決められてしまいます。とりわけ●印の松井、
  簗瀬、小沢の各議員などに緊急に要請を集中してください!

 ※●○は要請を集中してほしい人。

 <参議院内閣委員会・民主党> 

●[筆頭理事]松井孝治 (FAX)03-5512-2613 (TEL)03-3508-8613 (京都)
 [理事]芝博一    (FAX)03-5512-2230 (TEL)03-3508-8230 (三重)
○[委員]相原久美子  (FAX)03-5512-2621 (TEL)03-3508-8621 (北海道)
 [委員]石井一    (FAX)03-5512-2242 (TEL)03-3508-8242 (兵庫)
○[委員]神本美恵子  (FAX)03-3508-0010 (TEL)03-3508-8421 (福岡)
 [委員]工藤堅太郎  (FAX)03-5512-2405 (TEL)03-3508-8405 (岩手)
 [委員]島田智哉子  (FAX)03-5512-2718 (TEL)03-3508-8718 (埼玉)
●[委員]簗瀬進    (FAX)03-3593-8567 (TEL)03-3508-8334 (栃木)
 [委員]柳澤光美   (FAX)03-5512-2327 (TEL)03-3508-8327 (東京)

 注:簗瀬進議員は参議院民主党の国対委員長であり、護憲派の「リベラ
   ルの会」にも参加しています。審議時間など議事運営の決定に関与
   しています。

 <法案推進者・民主党>
●藤末健三[参院] (FAX)03-5512-2637  (TEL)03-3508-8637
内藤正光[参院] (FAX)03-5512-2424  (TEL)03-3508-8424
○細野豪志[衆院] (FAX)03-3508-3416  (TEL)03-3508-7116

●小沢一郎     (FAX)03-3503-0096  (TEL)03-3508-7175
菅直人      (FAX)03-3595-0090  (TEL)03-3508-7323

民主党      (FAX)03-3595-9961

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
      kojis@agate.plala.or.jp  (TEL・FAX)03-5711-6478
     http://www.geocities.jp/nomd_campaign/



【速報?】宇宙基本法案に、不気味なものを感じます [戦争と平和]

前の記事にいただいたコメントにお返事も書けておらず失礼していますが、とても気になる法案について情報をいただきましたのでアップしておきます。もう有名かもしれませんが、国会開催中にずっとロビー活動をしている関さんという方からです。

昨年の与党案に替わって、自民、公明、民主3党が宇宙基本法の共同案を提出したそうです。

以下に関さんからいただいた法案を挙げておきます。

**************************************
宇宙基本法案

第1条 この法律は、科学技術の進展その他の内外の諸情勢の変化に伴い、宇宙の開発及び利用(以下「宇宙開発利用という。)の重要性が増大していることにかんがみ、日本国憲法の平和主義の理念を踏まえ、環境との調和に配慮しつつ、我が国において宇宙開発利用の果たす役割が拡大するため、宇宙開発利用に関し、基本理念及びその実現を図るために基本となる事項を定め、国の責務等を明らかにし、並びに宇宙基本計画の作成について定めるとともに、宇宙開発戦略本部を設置すること等により、宇宙開発利用に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって国民生活の向上及び経済社会の発展に寄与するとともに、世界の平和及び人類の福祉の向上に貢献することを目的とする。

第2条 宇宙開発利用は、月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約等の宇宙開発利用に関する条約その他の国際約束の定めるところに従い、日本国憲法の平和主義の理念にのっ
とり、行われるものとする。

第3条 宇宙開発利用は、国民生活の向上、安全で安心して暮らせる社会の形成、災害、貧困その他の人間の生存及び生活に対する様々な脅威の除去、国際社会の平和及び安全の確保並びに我が国の安全保障に資するよう行われなければならない。

第14条 国は、国際社会の平和及び安全の確保並びに我が国の安全保障に資する宇宙開発利用を推進するため、必要な政策を講ずるものとする。

*************************************
なぜいま、宇宙の開発、利用の重要性が高まっているのでしょう?
なぜ、宇宙開発「戦略」本部などという戦争もののSFもどきの機関が必要なのでしょう?
安全保障に資する宇宙開発利用とは何でしょう?
国際社会の平和及び安全のために、なぜ日本が宇宙まで利用しなくてはならないのでしょうか?
人工衛星で監視することなどかとも思いますが、疑問は尽きません。

関さんによれば、委員会提出の法案で、衆議院・内閣委員会で審議されることはないそうです。参議院の委員会の名簿をみると、自公民以外は糸数慶子さんしかおられないそうで、関さんは糸数さんに連絡して委員会でこの法案について質問に立つように要請することを呼びかけています。

確か、もともと宇宙の平和利用ができるという法律はあったと記憶していますが、今回は軍事目的への拡大が狙いのようで、また軍事国へ一歩進むという印象を受けます。

それにしても、この文章、「宇宙は人間(だけ)のもの」「宇宙を都合の良いように利用して何が悪い」という傲慢さを感じてしまいました(感覚的なものですが)。宇宙を含む地球はすべての生物のものです。人さらに日本などの先進国だけのものではありません。人間が地球や宇宙を使わせてもらっているという謙虚さが見られず、宇宙まで自分の所有のように読み取れるこの法案、とても危ういものを感じます。



ひとすじの光になるのでしょうか? [戦争と平和]

ようやく用事も一段落し、ふだんの生活に戻りつつあります。ブログを書かない日が続くと何だかそれに慣れてしまって、昨日あたりから「いつ復帰しようか」と迷っていましたが、この嬉しい判決を見て掲載することにしました。

記事の末尾にあるように、イラク派兵訴訟は各地で連戦連敗だったそうですが、ようやく良い判決が出ました。確か、天木直人さんも名古屋原告団ですが、職を失ったという経緯から、他の原告とは別に審議されていると聞いたことがあります。天木さんの訴訟もうまくいきますように・・・。

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「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断
2008年04月17日14時17分

 自衛隊イラク派遣の差し止めや派遣の違憲確認などを求めて全国の市民3千人以上が提訴した集団訴訟の控訴審判決が17日に名古屋高裁であった。青山邦夫裁判長は原告の請求を退けた一審・名古屋地裁判決を支持、控訴は棄却したが、「現在の航空自衛隊のイラクでの活動は日本国憲法9条1項に違反している」との判断を示した。全国で起こされたイラク派遣をめぐる訴訟で、一、二審を通じて違憲判断が示されたのは初めて。



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ちいちゃんのかげおくり [戦争と平和]

1年半前まで社会問題に興味が深い方ではなかった私はうかつにも気づいていませんでしたが、3月10日は東京大空襲の日なのですね。東京大空襲については海老名香代子さんの一家6人が亡くなった話など、いろいろな方の証言を聞いておおまかなことは知っているつもりでした。そして、東京だけではなく、他の都市でも同様の空襲があったことは知識としては知っていました。

イラク、アフガニスタン、そして最近ではイスラエルのガザ地区侵攻など、日本の空襲と重ね合わせて胸が痛むこの頃です。何かの巡り合わせでしょうか。3月9日に家族である公的機関に行った時、待ち時間に娘が一冊の絵本を持ってきました。「ちいちゃんのかげおくり」というタイトルです。娘は読んでほしいと言います。表紙に娘くらいの歳の子どもの顔が書いてあり、「○○ちゃんに似てるね」などと言いながら何気なく読み始めました。

ところが、最初のページから身体にズンとくるような衝撃を受けました。戦争中の話でお父さんが明日出征するので、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、そして主人公の小さな女の子ちいちゃんの四人でお墓参りに来たという話から始まりました。「こ、これは・・・」と思って読み進むと、お父さんの留守中に家が空襲を受けるというたいへんな展開になりました。

絵は色調を抑えて少しベールがかかったようなタッチで、文章は優しく穏やかできつい単語は全く使っていません。それなのに、いえ、だからこそ、自分がその場にいるような気持ちになり、お話が心の底にまで響いてきます。

途中、窓口から呼び出しを受けて中断したり、夫と交替しながら、最後まで娘に読んであげました。もう途中から私は涙が止まらなくなり、声を出さずに静かに泣いていました。娘はまだ話の正確な意味はわからないようでしたが、感じるものがあったのでしょう、「寂しいお話?」と尋ねていました。私が「そう、戦争の悲しいお話よ」と答えました。夫からは「まだわからないから・・・」と遮られましたが・・・(ちょっと納得できなかったです)。

家に帰ってインターネットで調べると、小学3年生の教科書に載っているそうなので、私が知らなかっただけで多くの人が知っている話なのかもしれません。置いてあったのは図書館ではなく、政治問題とは場違いな機関の待合いの小さな本立てです。しかも3〜4冊しかないうちの1冊でした。夫は「よくああいう本があそこに置いてあったものだ」とちょっと驚き感心しているようでした。もしかしたら、職員さんが「いい本だからみんなに読んでほしい」と思って、自宅にあったのを持ってきたのでしょうか。

東京大空襲の日の前日の不思議な出会いでした。「ちいちゃんのかげおくり」。もし、私のようにまだご存知でない方がいらしゃったら、ぜひ手に取ってみてください。悲しいけれど、優しい絵本です。



ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)

ちいちゃんのかげおくり (あかね創作えほん 11)

  • 作者: あまん きみこ
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 1982/08
  • メディア: -




時間と距離を越えた前例を学ぼうと思います [戦争と平和]

沖縄での米兵暴行事件に続いて、いくつかの米兵の不祥事が報道されています。そのさなかに、イージス艦衝突事件。防衛関係で気の滅入るニュースが続いています。衝突事件で不明になっておられるお二人。どこかに流れ着いたりして、生存されていないものでしょうか。一刻も早く見つかることをお祈りします。

この一連の事件について、政府の防衛政策に肯定的な人と否定的な人との間で、捉え方が異なってきます。私のように「軍備を持つということはそれだけで、一定のリスクを抱え込むことだ」と考える者は、リスクの具体例として捉えてしまいますが、一方では「根本につながる問題ではない。一部の不心得者がいたり、あってはならないことだが、現場でのケアレスミスだった」と言う方もいます。

そもそも「米軍基地や自衛隊が存在するから、戦後の平和が守られてきた」または「今後、軍備がなくなると他国に侵略される」という命題は実証されていませんし、する方法もないでしょう。そうかもしれないし、違うかもしれない。何とも判断ができないわけです。こういうところが自然科学と違った社会科学の難しさですね。

こういう社会科学の問題をできるだけ正しく判断するためには「時間と距離の違った前例を見る」・・・ということが大事なように思います。時間の違う前例、つまり歴史をふり返る。距離の違った前例、つまり他国の現状を調べることです。

私は自分の知っている範囲の歴史や国際情勢から、「専守防衛以上の軍備を備えたり、軍事行動をすることはトータルでみてマイナスになるだろう」と判断していますが、さらに時間と距離を越えた事例についての勉強が必要だと思っています。

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京都市長選について社民党府連に連絡し、門川氏のどのあたりを評価したかなど、お返事をいただきました。一方的に門川氏を否定するばかりでは公平とは言えませんので、そのことについて書こうと書き始めましたが、なぜか防衛の方に行ってしまいました。このところ何かと忙しく、時間切れのため、今日はこれまでとします。





初めて上申書なるものを書きました [戦争と平和]

立川での自衛隊官舎への反戦ビラ配布事件について、ようやく最高裁宛ての上申書を書き、署名と一緒に発送しました。ブログがご縁で知り合った被告のsolea01さんと何ヶ月も前にお約束したのですが、家のプリンターの故障などあり、延び延びになっていました(いま考えると手書きすればよかったですね(^^;))。solea01さん、たいへん遅くなってしまってごめんなさい。

教育基本法以来、私は初めての経験をいろいろしました。いても立ってもいられず、自費で小冊子とチラシを作成しポスティング業者さんや新聞折り込みで配布したことに始まり、街頭でのチラシ配り・署名集め、デモ行進、戸別のチラシ配布、集会への参加、野党議員さんとの話し合い、参院選での9条ネットの応援、教育委員会傍聴etc。教育基本法問題がなければ、そして日本の民主主義がここまでヘンにならなければ、一生経験しなかったことかもしれません。

基本的にネコ型引きこもり体質なので、こうした外向きの活動は楽しいというよりも、辛いとまではいきませんが「性格に合ってないなあ〜」とずっと思っています。でも、普通に生活していたら、なかなかする機会のないことばかりで、貴重な体験なのでしょうね。黙っていたらストレスで破裂しそうですし・・。

読む本もガラッと変わりました。いまPC回りにある書名をざっと挙げてみますと、「我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る」「セミリタイア成功術」←カナダに移住した人の体験記です、「武力で平和は作れない」「オッリペッカ・ヘイノネン「学力政界一」がもたらすもの」「「心のノート」を考える」「自由学校の設計」「自由学校子どもサミット」「災害復興とそのミッション」「競争やめたら学力世界一」「幼児の教育と保育」などです。

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市民の逃亡が引き金になった?!ベルリンの壁崩壊 [戦争と平和]

ある大学で「外国為替入門」という講義を受けました。私はさまざまな分野の中で最低と言っていいほど経済学の知識がなく「何のこっちゃ」状態。異次元の世界に入り込んだような気がしました。

憲法の成り立ちを描いた「日本の青空」という映画(良い作品です。お勧め!)の制作費は2億円だったそうです。各地で自主上映会が開かれていますが、いまでも制作費は回収できていません。確か残務は5000万円くらいだったと思います。また、君が代不起立による解雇反対の意見広告掲載が企画されていますが、半月ほど前に知人から得た情報では、「ようやく500万円ほど集まって、全面広告は無理でも何とか掲載できるメドが立ってきた」そうです。私たちがなけなしのお金を出し合っても、市民運動はそのレベルの世界です。

ところが、為替取り引きは全世界合わせると1日で3.2兆ドルに上るそうです。講義に出てくる例でも「A社がB社に100万ユーロ、B社はC社に50万ドル、C社はA社に70万ドル支払います」などと、目が回るような金額がポンポン出てきます。

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日本はどうなるのでしょうか(追記あり) [戦争と平和]

気になってネットで岩国市長選の開票速報を見ていましたが、さきほどNHKで福田氏に当確が出ました。有権者数12万1717人、投票率76.26%という高さで無党派層から井原氏への得票に期待していましたが・・・。

計算すると過半数は約46210票。4万票で並んだ時点で当確が出たので、本当に僅差のようです。市民の立場になってみると、4回も予算案が議会で否決され、市庁舎の工事はストップ。原因は議会にあるとわかっていても、こうした「政治の停滞」に疲れが出たのかもしれません。

天木さんのブログにあったように、この時期にあえて名護市への交付金決定をする策略的な政策と報道も影響したのかもしれません。

井原氏に投票した4万人以上の市民の方々には敬意を表します。しかし、この一戦の結果はたいへん重いと思います。日本はいったいどうなるのでしょうか。このまま、坂を転がるように軍事的な日米一体化がより強固なものになるのでしょうか。それとも・・・。少しでもいい。明るい光が見える方向に、私たち市民ができることは何でしょうか。

<追記>
コメント欄で東西南北さんが書いてくださいましたが、最終結果は、福田氏47081票、井原氏45299票でした。本当に僅差で残念です。国側のアメとムチ政策、選挙中の財政危機を強調する戦術を考えるとむしろ健闘と言えるかもしれません。
また、昨夜は落胆と動揺のためか、4万票を4000と何回も書いてしまいました。訂正しておきます。



自民と民主が競う、自衛隊の恒久派兵法制化 [戦争と平和]

うかつでした。自衛隊の恒久派兵について論点となっていることは知っていましたが、自民案も民主案もここまで具体化していて、競うように法制化を目指しているとは・・・。このままでは、改憲の議論以前に、実質的に憲法は壊された状態になってしまいます。一般市民はどこまで知っているのでしょうか?そして、どう考えているのでしょうか?

大阪経済法科大学教授(憲法学)で、9条ネットの共同代表でもある澤野義一さんの講義をうかがいました。この分野にあまり強くない私が間違った解釈をするといけませんので、最初に澤野さんのレジメをそのまま載せて(強調された部分は私が色文字にします)、その後に感想を書くことにします。

**************************************
      改憲動向について

一、小泉、安倍、福田政権下の改憲動向 
1)小泉政権下(01.4〜 )
  ━国会の憲法調査会、テロ特別措置法、PKO協力法改正(PKF本体業務参加)、イラク特別措置法、有事法制、自民党新憲法草案策定
2)安倍政権(06.9〜  )
  ━教育基本法改正、防衛省設置、自衛隊法改正(専守防衛から海外派兵任務)、憲法改正国民投票法、イラク特措法延長、集団的自衛権行使容認のための懇談会設置
3)福田政権(07.9〜  )
  ━新テロ特別措置法制定、恒久派兵法の検討、改憲議論の期待
4)自民党政権の改憲手法
  ━解釈(立法や運用による実質)改憲と明文改憲の策動が並行
5)9条に関する改憲正当化論
  ━最小限自衛力論から、日米軍事同盟強化に沿った国際平和貢献論
  (海外派兵型戦争国家)

<感想>
福田政権下でもリベラルになったわけではないことは知っていましたが、こうして並べてみると、やはり海外派兵、軍事国家の方向に流れていることを感じます。安倍政権が性急すぎて反発を買い、福田政権がややゆっくりと進めているという緩急の差しかないのでは・・と思います。
海外派兵型戦争国家のこわいところは、国民に戦争の姿が見えないことです。今でもメディアではほとんど紛争地での生の映像は流れないでしょう?おそらく自主規制しているのだと思います。現地で苦しむ人が見えません。知らされるのは「自爆テロで○○人死亡」という血の通わないデータです。これでは反戦世論はなかなか高まりません。しかも、米軍と行動を共にすれば、死傷者は出るかも知れませんが、まず負けることはありません。敗戦により痛い目に遭うということがないわけです。どこまでエスカレートするかわかりません。

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