年次改革要望書について [対米関係]
拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)
- 作者: 関岡 英之
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/04/21
- メディア: 新書
アメリカの日本改造計画―マスコミが書けない「日米論」 (East Press Nonfiction)
- 作者:
- 出版社/メーカー: イーストプレス
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
さて、苦手で嫌いだけど押さえておかなくてはならないこと第二弾。それはアメリカからの年次改革要望書の件です。私の素人解説よりここに挙げた2冊の本を読んでいただいた方が、全貌がずっとよくわかります。「拒否できない日本」の著者・関岡さんは東京銀行(現・東京三菱銀行)の証券投資部などに14年間勤務後に、早稲田大学で建築学を学ばれたという経歴の方で、現在は評論活動をしておられるようです。全体的な考え方は保守、右派寄りで、私とは違います。しかし、この本で関岡さんが指摘されている事実はたいへん重いものです。
2冊めの「アメリカの日本改造計画」はなかなか豪華執筆陣で、小林よしのり氏、西尾幹二氏がいるかと思えば、佐藤優氏、森田実氏、副島隆彦氏、小林興起氏(郵政民営化に反対して落選)も加わっているという、左右問わない人選になっています。まとめたのは、上述の関岡さん+イーストプレス特別取材班です。
他の政治ブログを読んだりネットで検索してみると、年次改革要望書や日米関係については、このほかにもたくさんの本が出ているようですが(そのうち何冊かは入手しました)、「拒否できない日本」はこうした本のさきがけとして問題提起したものです。
そもそもこのブログに来てくださる方の大半はすでに、年次改革要望書の問題をすでにご存知だと思います。もしまだ詳しくない方も上記の本を読んでいただく方が、私の素人解説よりもずっとよくわかるのですが、ブログでは要点だけ、簡単に書いておきます。