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「日米軍事同盟」という用語について━民主党へのメール [対米関係]

いつも違和感を感じていた「日米軍事同盟」という言い方について、昨日の天木直人さんのメルマガで正面から取り上げてくださっていました。早速、天木さんの文章を引用して、民主党に次のようなメールを送りました。

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いつも国民のために努力されていることに敬意を表します。私は無党派でリベラルを自認しています。いつも聞く度に違和感を感じるのですが、「日米軍事同盟」とことさらに言う必要があるのでしょうか。私が知っているのは「日米安保条約」で、寡聞にして知らないだけかもしれませんが、この何年間かいつも間にか政治家の方々もマスコミも揃って「日米軍事同盟」という言葉を多用されるようになりました。

本日の天木直人さんのメルマガに「言葉遣いの点でどうしても鳩山次期首相に理解してもらいたい事がある。これは日米関係を語る上でもっとも重要な点であるからだ。まず日米同盟という言葉を避け日米友好関係という言葉を意識的に使うことだ。日米同盟関係の意味するところは日米軍事協力関係である。日米軍事協力関係を続ける限り、対等な日米関係はありえない。いつまでたっても日本は米国の軍事協力圧力に悩まされ続ける事になる。憲法9条違反の問題から逃れられない」とありました。

この点、天木さんに全く同感です。対等な日米関係を指向するのであれば、軍事力で圧倒的に勝る米国に対して、軍事同盟という言葉は極力使わない方が良いと思います。同じことをおっしゃっても、きな臭さや卑屈さが全然違います。また軍事同盟というのは「仮想敵国が存在し、一触即発で戦争が起こり得る」ことを仮定しての用語ではないでしょうか。戦争に一歩近づく印象のあるこの用語を使わず、「平和を希求する日本」として天木さんのおっしゃるように日米友好関係に言い換えても、米国の不興を買ったりはしないと思いますが、いかがでしょうか?(それでも軍事同盟と言い張る米国であれば、最初から自国の世界戦略に日本を巻き込もうという意図が見えます)。

その点、みなさんでご検討いただければ幸いです。

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以前の条約更新時などに、もしかしたら安保条約から軍事同盟に変わったかのもしれませんが、やはり天木さんのおっしゃるように日米友好関係という語の方がずっと良いと思います。たかが用語、されど用語です。言葉は内容を表します。民主党のみなさんに考えていただきたいです。



年次改革要望書について [対米関係]

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)

  • 作者: 関岡 英之
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: 新書


アメリカの日本改造計画―マスコミが書けない「日米論」 (East Press Nonfiction)

アメリカの日本改造計画―マスコミが書けない「日米論」 (East Press Nonfiction)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: イーストプレス
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

さて、苦手で嫌いだけど押さえておかなくてはならないこと第二弾。それはアメリカからの年次改革要望書の件です。私の素人解説よりここに挙げた2冊の本を読んでいただいた方が、全貌がずっとよくわかります。「拒否できない日本」の著者・関岡さんは東京銀行(現・東京三菱銀行)の証券投資部などに14年間勤務後に、早稲田大学で建築学を学ばれたという経歴の方で、現在は評論活動をしておられるようです。全体的な考え方は保守、右派寄りで、私とは違います。しかし、この本で関岡さんが指摘されている事実はたいへん重いものです。

2冊めの「アメリカの日本改造計画」はなかなか豪華執筆陣で、小林よしのり氏、西尾幹二氏がいるかと思えば、佐藤優氏、森田実氏、副島隆彦氏、小林興起氏(郵政民営化に反対して落選)も加わっているという、左右問わない人選になっています。まとめたのは、上述の関岡さん+イーストプレス特別取材班です。

他の政治ブログを読んだりネットで検索してみると、年次改革要望書や日米関係については、このほかにもたくさんの本が出ているようですが(そのうち何冊かは入手しました)、「拒否できない日本」はこうした本のさきがけとして問題提起したものです。

そもそもこのブログに来てくださる方の大半はすでに、年次改革要望書の問題をすでにご存知だと思います。もしまだ詳しくない方も上記の本を読んでいただく方が、私の素人解説よりもずっとよくわかるのですが、ブログでは要点だけ、簡単に書いておきます。

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安倍氏辞任のかげに何があるのだろう? [対米関係]

国内外の素敵な教育の話を書いている方がずっと楽しくてストレスも少ないのですが、今日は苦手で不快な話題ですが、自分のためにもここでまとめておかなくてはと思い、取り上げることにしました。

私はごく一般的な市民ですので、政治の裏面を知る術がないし、もともと基礎がないので経済問題はとても苦手です(いま、少しずつ勉強中ですが)。ブログの方針として、背伸びせず自分の言葉で書ける範囲のことを綴っていこう、そして陰謀・謀略説など証明が難しいことは極力取り上げない・・・ということでやってきました。時々、筆ならぬキーボードがすべってしまいますが(笑)。

そういうわけで、年次改革要望書や外資のいわゆるハゲタカファンドなど、日米関係の具体的な問題点については、ほとんど触れずにきました。私などが書かなくても、もっと見識の高い方がたくさんおられてネット上で絶えず情報を示しているし、このブログに来てくださる方と比べても自分はそういうテーマの知識が豊富とは思えず、書く分際ではないと思ってきました。

しかし、今回の安倍氏の辞任劇の意味を考えると、やはりそこには米国、そして米国に従う日本のマスコミ・財界の意向が強く働いているように見えて、「アメリカはこわい」という思いを新たにしています。他のブログを拝見すると、触れている方もいるけれど、書いていない人の方が多い。ということは周知の見解ではないのか?と思い、みなさんの意見もお聞きしたくて書いてみます。不得意な分野のため、細かい点など間違いがあるかもしれず、そこはお許しください。

なお、私は国としての対米従属には強く反対していますが、アメリカの文化や風土、個々の国民に対して悪感情は持っていません。音楽ではイーグルスやTOTOとか好きです(笑)。あっ、亡くなってしまいましたがジョン・デンバーもファンです。ただ、日米関係、もっと広げるとアメリカが世界各国に取る態度にとても疑問を抱いているのです。

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もう戦争は止めてください! [対米関係]

いまネットを見ていたら、またまた溜め息の出るニュースがありました。
<アフガン前米司令官>今年はタリバン掃討を大規模展開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000073-mai-int

アメリカはもういい加減に、外国で戦争するのはやめてください。
何の罪もない市民、子どもが巻き添えとなって殺されたり、難民になったりしてもあなた方は平気なのですか?戦争からは何も生まれません。

さらに日本の立場から言えば、日本の人、金、機材など、たいせつな日本のものを取っていかないでください!!日本を巻き込まないでください。もう我慢できません!



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