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自衛隊の情報収集について [戦争と平和]

昨日書いた「自衛隊が反戦市民活動に関して詳細な情報を収集していた」件について、身のまわりから「そんなものじゃない?」「そういう仕事だから」という声も聞こえてきます。正直驚きましたが、私自身一歩引いていろいろ考えてみました。私は個人情報保護など法律的なことについて詳しくはないのですが、普通の社会感覚からみて、やはり大きな問題だと思います。問題ないと言っている人と話し合う感覚で書いてみました。

1.公的機関が国民を思想信条によってカテゴライズし、その情報を保管していいのでしょうか?
「わざわざ調査したわけでなく、誰でも入手できる情報だから問題ないのでは」・・という意見も聞きましたが、では日常生活でこういうことが起こったらどうでしょう?(身近に引き寄せて考えるために作った、架空の例であることを了承ください)
・ある学校のある学級で、生徒に「家でとっている新聞の社説を読んで作文を書きなさい」という課題を出した。生徒の作文を読めば、保護者は何新聞をとっているかわかります。そこで、生徒の名簿に「この家はA新聞」「ここはY新聞」・・・と分類整理し、学校全体でそのリストを共有し、生徒を理解・指導する資料とした。

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自衛隊がイラク派兵反対の市民活動を詳細調査 [戦争と平和]

このところ毎日のように、気が滅入るニュースが飛び込んできます。

マスコミ報道でご存知の方も多いと思いますが、紹介しておきます。

[自衛隊が市民活動監視:内部文書、共産指摘]
共産党の志位和夫委員長は6日、自衛隊関係者から入手したとする「内部文書」を公表、「自衛隊の情報保全隊が市民団体やジャーナリストの活動を監視している」と指摘した。文書は、自衛隊のイラク派遣に反対する団体、個人の調査結果が中心だが、年金制度や消費税に関する集会の報告もあった。同党は「表現の自由やプライバシーを侵害する行為で、憲法違反だ」としており、政府に対し同日、活動停止を申し入れた。 (時事通信)

詳細は共産党HP(http://www.jcp.or.jp/seisaku/2007/20070606_shii_jieitai.html)にあります。生資料をみることができます。



沖縄集団自決問題の緊急勉強会(本日4/11です) [戦争と平和]

本日開催という連絡が入りました。東京在住だったらぜひ行きたいところです。
お近くで時間の都合のつく方、ぜひ出席してください。
ビデオのなかで、渡嘉敷島で手榴弾を配られる現場に居合わせ、家族を手にかけなければならなくなった金城重明さんの痛切な証言も聞くことができるそうです。

■名称 沖縄戦緊急学習会 ビデオ証言で学ぶ沖縄「集団自決」と教科書記述削除
問題

■日時 2007年4月11日(水) 18:30 〜 20:30(開場18:00)

■会場 岩波セミナールーム 岩波ホール隣 地下鉄神保町駅下車すぐ

    (神保町交差点徒歩1 分、信山社ビル3F)

■内容 ビデオ証言で学習する

    講師:大島和典氏

(1936 年生まれ、元四国放送社員 現在、沖縄平和ネットワーク会員)

    沖縄「集団自決」訴訟について    

    大塚茂樹氏(岩波書店 沖縄「集団自決」訴訟担当)

    さきの教科書検定について

    吉田典裕 教科書対策部事務局長

■会費 無料

■主催 出版労連教科書対策部

■共催 出版労連平和共闘委員会/出版労連教科書共闘会議

    /出版労連出版・産業対策部

■後援 岩波書店労働組合

■協力 沖縄平和ネットワーク



その前にアメリカの州になるかも・・・ [戦争と平和]

今日は柄にもなく?ちょっと攻撃的なタイトルをつけてしまいました。
中川政調会長が中国の軍事費増大を指して、「そのうち日本は中国の省になるかも・・・」と言ったそうですが↓

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070227k0000m010026000c.html

現実を見れば、その前にアメリカの州か州までいかない植民地になる可能性の方がずっと高いのではないでしょうか?
大量にお金をつぎ込む、米軍再編で基地の機能は強固になる、自衛隊は米軍の行くところにどこでも行く、戦争が失敗であったことが明白であっても政府はそれを口にすることもできない・・・もうすでに十分属国的だと思います。私は決して反米主義ではないのですが、普通の国同士として付き合ってほしいし、安保存在下ではすぐには無理としてもその方向での努力は続けてほしいです。

日本が生き残っていくためには、遠い将来的にはアジア版EUのようなものを目指すしかないと思っていますので、隣国を敵視したりいたずらに国民感情を煽るやり方は得策ではないと思います。どこまでも外交で頑張るしかないでしょう。実際問題として、戦争したら財政的にも環境面でも日本も世界も破綻するだけです。



爆弾に挑んだ優しき男 「眠る子守る」闇夜の処理で殉職 [戦争と平和]

教育基本法問題の審議中から、各新聞を一日も欠かさずネットで読み比べていて、
反対運動を意図的に書かなかったり、やる気のないベタ記事、アリバイ記事のあまりの多さに失望していた朝日新聞ですが、イラク特集のこの記事は、爆弾処理班という特殊な任務についている人を主人公としながらも、イラク市民の目線で、日常のなかの悲しみがよく捉えられていると思いました。
強制された「愛国心」には反対の私ですが、他の人に対するこういう優しさには感動してしまいます。

http://www.asahi.com/international/update/0223/003.html

「市民の姿が目の前に浮かぶような記事をどんどん書いてください」と朝日広報部に珍しく抗議ではなく、激励電話をしておきました。そして「イランも万一開戦すれば、同じような事態になることは目に見えています。朝日としては反戦を強く訴えてください」とも伝えました。



CNNでの劣化ウラン弾報道について(続報) [戦争と平和]

昨日書きましたように、CNNで2日間にわたって、イラク戦争での劣化ウラン弾被害について報道されました。その件で続報を寄せていただきましたので、転載します。
以下です。

*******************************
 2月5日、6日、二日にわたって放送されたCNNの「劣化ウラ
ン問題レポート」の記録(transcript)は、CNNの下記サ
イトにアップされています。

http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/0702/05/ltm.02.html

http://transcripts.cnn.com/TRANSCRIPTS/0702/06/ltm.02.html

 劣化ウラン問題のパートは、ひとまとまりになった記録の後半1/3
ぐらいのところに出てきます。ちょっと探す必要がありますが、5日放
送分は、下記の引用部分から始まります。申し訳ありませんが、とりあ
えず英語のまま貼り付けておきます。(日本では、音声切り替えで日本
語の同時通訳も聞くことができたのですが。)

 なお、今回のCNNのレポートでも言及された、1995年にア
メリカ陸軍によって作成された「劣化ウラン対策用トレーニングビデ
オ」は、下記サイトにアップされています。ご参考までに。
    www.informationclearinghouse.info/article3581.htm

 今回の放送をきっかけに、こうした「トレーニングビデオ」が作られ
ているという事実、つまり、アメリカ軍は劣化ウランの危険性を重々承
知しているという事実がもっと広く知られるようになったら、と思いま
す。  

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劣化ウラン弾の被害についてCNNが放送 [戦争と平和]

メールをいただきました。転載可ということなのでご紹介します。
日本での放送は昨晩だったようですが、CNNが取り上げたということで意味は大きいと思います。
以下です。

 昨日に続いて、劣化ウラン兵器問題についてのレポートがCNN
の朝の番組「American Morning」で放送されました(日本での
放送時間は、2月6日夜9時半頃から)。
 昨日は、イラク戦争帰還兵のジェラルド・マシューさんを中心に構成
されていましたが、今日は、数分ずつの二部に分けられて放送され、前
半は、マシューさんたちがアメリカ政府を訴えている裁判を中心に、ま
た、後半部分は、劣化ウランの危険をめぐる医学的議論が紹介されまし
た。(マシューさんはイラクでの任務中から病気になり、帰国後生まれ
た娘のビクトリアちゃんは右手の指が欠損していた。尿検査の結果、劣
化ウランが検出された。)

 内容については、改めて丁寧にご報告したいと思いますが、二日にわ
たって、CNNによって劣化ウラン問題が取り上げられたことに
は、言うまでもありませんが、画期的意義があります。(劣化ウラン兵
器は、アメリカでは90年代、いわゆる「湾岸戦争症候群」との関連で
論争の的になりますが、イラク戦争との関連で、CNNのような主
要メディアが劣化ウラン問題をこれだけ正面から取り上げたのは、おそ
らく初めてだろうと思います。ジェラルド・マシューさん自身が、「自
分たちの訴えが全米的メディアによって報じられるのは今回が初めて」
と伝えてきています。

http://www.cnn.com/CNN/Programs/american.morning/

****************************
私は湾岸戦争で劣化ウラン弾を受けた母親から産まれた胎児や新生児のスライドを
見たことがありますが、無脳症、身体の癒合症などあらゆる奇形が続き、
そういう画像を何度か見たことのある私でも思わず息をのんでしまいました。
「ああいうことは絶対にしてはならない」。人間の尊厳に対する挑戦だと怒りを感じました。
日本でも一人でも多くの人に被害者の姿を見て考えてほしいです。



久間防衛相のイラク戦争発言から・・・ [戦争と平和]

このところ柳沢大臣の「産む機械」発言が問題になっていて、そのかげにちょっと隠れた感もありますが、久間防衛相のイラク戦争開戦批判について少し書いてみます。

みなさんご存知のことと思いますが、久間大臣は24日の日本記者クラブでの会見で、イラク開戦について「核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ大統領は踏み切ったのだろうが、その判断が間違っていたと思う」と述べ、それを巡って米国が不快感を示して、内閣としても「あれは個人的な発言だ」とか「内閣としては米国支持の姿勢に変更はない」と弁明したり、大臣自身も「大臣になる前の個人的な感想を述べただけ」というような意味の発言をしたり、事態を穏便に収拾しようという方向のようですが、常識的に考えて間違っているのはどちらでしょうか?

世界中の人に尋ねたら、おそらく10人中9人までが「アメリカの開戦は間違っていた」と答えるのではないでしょうか。実際、自民党でも比較的良識派の(と私が思う)加藤紘一氏は1日の自民党国防関係合同部会では、「なぜ批判を受けなければならないのか。(イラク戦争開戦の誤りは)世界の常識だ」と政府側に詰め寄る場面もあったということで(http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070202ddm005010010000c.html)、
「ああ、自民党内でもやっとまともな発言が出てきた」と少しだけ安堵しています。

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