SSブログ

【意見募集中−26日まで】辺野古問題・政府が出したアセス方法書について

tamaraさんのブログから情報をいただきました。

このブログでも何回か取り上げた、辺野古の滑走路建設問題です。政府が環境アセスメントの方法書を提出し、その内容について意見を募集中だそうです。27日締め切りなので、26日までにグリーンピースで意見を取りまとめたいとのことです。

問題点の詳細についての情報、および意見の送付はグリーンピースのホームページまでお願いします。辺野古の海中の様子、ジュゴンの姿も、穏やかな声のナレーション、BGMとともに見られますよ。

以下はそのグリーンピースのHPの文章の一部です。
*****************************************

8月7日、国はこの工事を始めるための第一段階である環境アセスメントの方法書という文書を県に提出しました。しかし、この方法書には、建設される基地において何がどの程度の規模で行われるのかなどの事業内容が示されてないどころか、調査内容をどのように評価するのかすら記載されていません。これではこの基地が与える環境への影響を調査し適切に評価することはができるはずがありません。また、沖縄県など地元の自治体からはこの文章の受け取り自体を保留されています。

国はこれを無視し、8月14日から一方的に独自に指定する場所でその方法書の公開・閲覧を開始しました。このため、住民は関係自治体でその方法書の閲覧ができません。ましてや、世界中の人々が注目しているにも関わらず、沖縄以外に住む人々が閲覧できない状況です。さらに、この環境アセスメント書には調査の詳細が記載されていないなど、問題が多く残ります。

9月26日までの約3週間、グリーンピースは沖縄の絶滅危惧種のジュゴンを救うため世界中から緊急メッセージを募集し、9月27日に防衛省と環境省に届けます。
******************************************

沖縄県など地元自治体も文書の受け取りを保留しているのですね。私たち市民も力になりたいと思います。

また、「Sightsong」さんのブログ、「ジュゴンの棲む辺野古に基地がつくられる 環境アセスに意見を出す前に(1)(2)(3)」もとても参考になります。ぜひお読み下さい。


2007-09-22 14:43  nice!(0)  コメント(23)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 23

女衒の辰

何時も大変重要な課題の問題提起をしていただき感謝します。

辺野古への米軍基地移設問題ですが、【ジュゴンの棲む美しい海に基地がつくられ環境破壊が進む】ことに反対運動が起きているのですか?今一つ理解が出来ません。

私などは、独立国日本に外国軍隊(米軍)の基地が存在する事が許せません。

日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべきではないのでしょうか。辺野古は駄目だが△△なら良いとは成らないでしょう。
by 女衒の辰 (2007-09-22 22:03) 

東西南北

 軍事力がなければ戦争は実現しませんので、米軍の完全撤退のみならず、自衛隊も国際災害救援部隊へ移行ですね。

 戦争は最大の環境破壊であり、ジュゴンのみならず地球の生命体すべてに対して最悪の存在なのです。

 しかし、核抑止力論者のイデオロギーは強固であり、その背景には軍需産業の利益追求の拝金主義があるわけです。が、資本主義の平和産業が存在していても、政治の独自性を発揮すれば、軍事力は廃止できるのであり、軍事力廃止の問題は経済問題と関連していますが、同時に独立して区別できる課題だとも言えるのですから、資本主義の枠内でも民主主義の課題として米軍基地の整理・縮小、完全撤去、自衛隊の整理・縮小を実現していく平和運動が必要です。
by 東西南北 (2007-09-22 22:33) 

mai

>女衒の辰さん
たいへん重要な指摘をいただき、ありがとうございます。
確かに、私のなかでも自然保護と、そもそも日本に米軍基地が存在することの問題とが混在していました。ご意見をいただき改めて考える機会となりました。

私も、まだ実際に集会に参加したことがなく、推測の域を出ませんが、反対している方々の心のうちには女衒の辰さんと同じ想いが確実にあると思います。ただ、現状で日米安保条約を正面切って反対することは難しいと思います(残念ながら、多くの国民は、「できるだけ急いで米軍基地をなくせ」とまでは思っていないでしょう)。

そこで次善の策として、米軍再編(日米の軍事一体化)を少しでも止めたい。そういう気持ちと自然保護活動が結び付いた、やや変則的な運動になっているのではないかと思います。つまり辺野古の基地を中止する→米軍再編を一歩でも食い止める+自然環境を守るという方向ではないでしょうか。

私個人としては、おっしゃるように「日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべき」というご意見に賛成です。ただ天木さんも書いておられたように、それには周到な準備(世論の盛り上がり、外交戦略、そして政治家の胆力)が必要でしょうね。いまの日本でそれができているかと言えば、残念ながらまだはるかに遠いように思います。

確かに、この運動は中途半端な感は否めませんね。将来を見据えて、「日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべき」だと思います。

盲点となっていた点を気づかせていただき、どうもありがとうございました。私自身、この問題については、さらに考えてみます。ご意見や情報などありましたら、ぜひお教えください
by mai (2007-09-22 22:50) 

wakuwaku_44

女衒の辰さんへ

>辺野古への米軍基地移設問題ですが、【ジュゴンの棲む美しい海に基地がつくられ環境破壊が進む】ことに反対運動が起きているのですか?今一つ理解が出来ません。

上記のこと「も」理由ということです。
つまり、反対運動の理由はひとつではない、ということをご理解いただければいいかと思います。

>私などは、独立国日本に外国軍隊(米軍)の基地が存在する事が許せません。
>日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべきではないのでしょうか。辺野古は駄目だが△△なら良いとは成らないでしょう。

お気持ちはよく理解できますが、それが困難な理由は2つあります。

1つめは、『現状の国際情勢が、今後波を打つことはあっても、「維持」という場合を前提としたとき』です。
これは、在日米軍が撤退したとき、自衛隊を増強しなければならなくなる、という事情があります。その経費は、いわゆる「思いやり予算」程度では済まされない出費が免れない、ということですね。

2つめは、『現状の国際情勢を、あなたの望む国際社会に改善していく』としたときです。
これは、最終的には世界中から軍隊や武器がなくなる、ということですが、それはあまりにも非現実的ですので、少し横に置きます。
ということでセカンドベターを求める議論になるのですが、例えば、今の自衛隊の規模や質でミリタリーバランスが維持できるような世界的軍縮を行ったり、あるいは、国連による集団安全保障が正常に機能するという担保がある、という「国際社会の条件整備」を図る議論が不可避となってきます。その条件整備がなされ「在日米軍は必要ない」ということを目指す、ということですね。

1番目の道は、カネと時間が膨大にかかる上に、その準備過程が東アジアの不安定要素となる可能性が極めて高いので、選択肢としては可能性が極めて低いと考えられます。

となれば、2番目の道をどう進めていくのか、という話になってきます。
国連がまともに機能してくれるかどうかが不安であり、かつ、日本独自で国防ができる状況にないというのが、今の国際社会における日本の現状ですから、軍事面でのアライアンスをどことつくるのか、という話は避けて通れません。
そうした現実を踏まえて言うとき、あなたやmaiさんが求めることを実現するためには、「政治的軍事的観点において、在日米軍が必要ではない」という状態の実現を図ることが必要ですから、それに向けたシミュレーションとプランニングをしないと、多くの国民の理解と納得を得るのは厳しいと考えます。

ただ、反対運動を推進していくのに、注意しなければならないのは、感情100%で自衛隊も在日米軍もいらない!とすることです。
もちろん、希望は感情の問題ですから、「軍隊嫌だ」と主張することは止める必要などどこにもありません。しかし、感情だけ、あるいは感情にマッチングさせただけの理論展開だと、聞く側も「感情だけ」でしか受け止めませんから、「あんたはそう考えるかも知れないけど、私は違う」といわれたら、そこでおしまいです。
本当に反戦運動を推進したいのであれば、「感情的には在日米軍撤退は困る」という人が、「でも、在日米軍が撤退しないと、こちらの損失(カネ・権利・自由等)になる」と言わざるを得ない状態にいかに展開していくのか、という「利害得失」からの議論もまた避けてはいけないと思います。
by wakuwaku_44 (2007-09-22 23:52) 

wakuwaku_44

maiさんへ

>私個人としては、おっしゃるように「日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべき」というご意見に賛成です。ただ天木さんも書いておられたように、それには周到な準備(世論の盛り上がり、外交戦略、そして政治家の胆力)が必要でしょうね。いまの日本でそれができているかと言えば、残念ながらまだはるかに遠いように思います。

そうですね。日本側の準備ができていない状態ですから、「直ちに」というのはリスクが大きいです。

>確かに、この運動は中途半端な感は否めませんね。将来を見据えて、「日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべき」だと思います。

「将来を見据えて」というのでいいと思います。
幸いなことに、在日米軍の日本及び日本国民への配慮は、日米地位協定で義務付けられている以上の状態で、一部に大問題となることもあるにはありますが、全体としては、「急ぐことはない」状況だといえます。

これは、「それだけ在日米軍の撤退が遅れるじゃないか」とネガティブになる必要はありません。急ぎすぎてやり方や取り決めが稚拙になることの方が怖いのであって、「地に足をつけ、深謀遠慮で着実かつより完璧な状況にする」という時間がある、とポジティブに考えることができるわけですから、ひとつひとつ穴を埋めて、よりしっかりした計画で在日米軍撤退を実現させればいいと思います。

「一刻も早く」というのは、気持ちとしてはわかるのですが、だからといってそれをしてしまったら、アメリカのみならず、中国、韓国、北朝鮮、ロシアなどなどから足元を見られ、軍事だけではないほかの分野での劣勢すら起こることが懸念されます。勇み足にならないように、注意することが必要だと思いますね。
by wakuwaku_44 (2007-09-23 00:03) 

東西南北

 「私個人としては、おっしゃるように「日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべき」というご意見に賛成です。ただ天木さんも書いておられたように、それには周到な準備(世論の盛り上がり、外交戦略、そして政治家の胆力)が必要でしょうね。いまの日本でそれができているかと言えば、残念ながらまだはるかに遠いように思います。

確かに、この運動は中途半端な感は否めませんね。将来を見据えて、「日本国内の全ての外国軍隊の基地を無くす運動に取り組むべき」だと思います。」

 日本国は誰が個人のものではなくて、例えば、天皇。あるいは、財界、政権与党のものではなくて、国民一人一人のものです。だから、改革にあたっては国民の合意が必要になります。しかし、問題は改革の内容が正しいか正しくないかです。正しい改革をみんなの合意で実現していくことが民主主義であり、正しくない改革をみんなの合意で実現していくのは全体主義です。

 日米安保を日米友好条約へ移行する改革は正しい改革ですので、みんなの合意を造るべく運動と対話を進めていくことが必要ですね。

 しかし、日米安保すなわち軍事同盟は抑止力として必要だという強固なイデオロギーがありますから、なかなか大変ですね。
by 東西南北 (2007-09-23 00:56) 

東西南北

 自衛隊は専守防衛を維持しながら、縮小・解消の政策ですよ。もちろん、日米安保は友好条約へ移行です。軍事同盟ですので。

 で、国際紛争を解決する手段として軍事力で対抗することは、相手国からしても軍事力で対抗しようとするのであるから、憲法は軍事力の保持を否定しています。

 国際法は軍事力を保持しない国の安全は軍事力を保持する国または地域、国連が保障するという集団安全保障を規定していますから、これを外交の道理として主張していくことになります。

 もちろん、紛争当事国に対しての非軍事での国際貢献は国連を通じてもするし、日本国独自でも積極的に行うことで国際的な信頼を得ていくということです。

 軍事力を保持しないということは他国からすれば日本から侵略されることはありえなくなるんですから国際的な信頼になることはまちがいありません。

 今日のことで言えば、東西は、やっぱり、自宅が爆撃されたり、他国の陸軍が東西に襲い掛かったりしてきたら、自衛隊へ連絡して出動要請します。警察へ110番する感覚です。

 明日のことで言えば、東西は、日本国に軍事力がないなら日本政府へ連絡して他国あるいは地域、国連に軍事救援を要請するように言いますね。

 ところで、共産党は反自衛隊なのですし、急迫不正の軍事侵略が日本国にあった場合でも、国外逃亡する国民や自衛隊を活用するなという言論や態度を当然に認める態度ですね。ただ、自衛隊は活用するという点に旧社会党の反自衛隊と違う点があったんです。

 東西は、急迫不正の軍事侵略が日本国にあった場合でも、国外逃亡する国民や自衛隊を活用するなという言論や態度を当然に認める態度ですね。

 しかし、自衛隊を活用する限りは、国民保護法のようなもので国民の権利を制限するような国家権力の行使があるわけです。そこで、東西は当面、自衛隊を活用するが、国民の権利を制限することはないということです。もちろん、これは現状の対処なのであって、具体的な常日頃の運動と対話としては、次の点を進めていくことです。

 国際紛争を解決する手段として軍事力で対抗することは、相手国からしても軍事力で対抗しようとするのであるから、憲法は軍事力の保持を否定しています。憲法9条。前文。

 国際法は軍事力を保持しない国の安全は軍事力を保持する国または地域、国連が保障するという集団安全保障を規定していますから、これを外交の道理として主張していくことになります。

 もちろん、紛争当事国に対しての非軍事での国際貢献は国連を通じてもするし、日本国独自でも積極的に行うことで国際的な信頼を得ていくということです。中立。

 軍事力を保持しないということは他国からすれば日本から侵略されることはありえなくなるんですから国際的な信頼になることはまちがいありません。
by 東西南北 (2007-09-23 01:32) 

東西南北

 第2次世界大戦後、アメリカは、アフリカを除くほぼ全大陸に軍事同盟網をはりめぐらしました。米州相互援助条約(リオ条約―米国と中南米22カ国)、北大西洋条約機構(NATO―米・カナダと欧州24カ国)、日米安保条約、アンザス条約(ANZUS―米・豪・ニュージーランド)、米・フィリピン相互防衛条約、米・韓相互防衛援助条約、東南アジア条約機構(SEATO―オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、タイ、英国、米国)、中央条約機構(CENTO―イギリス、イラン、イラク、トルコ、パキスタン、米国は58年にオブザーバー参加し実質的に機構を主導)がそれです。

 ベトナム侵略戦争の足場ともなったSEATOは、ベトナム戦争終結後の77年に機構としては解体。かつてタイに5万人駐留した米兵は76年に完全撤退しました。フィリピンも民主化の前進のなかで92年に米軍基地を全面撤去させました。

 その結果、いまアジアでは米軍は日本と韓国だけに集中。その韓国でも、粘り強い米軍基地反対運動を背景に、米軍基地の大幅縮小がすすもうとしています。

 中東地域を中心とするCENTOは、王政を打倒したイラクが59年に脱退、79年にはイランでイスラム革命がおこって脱退国があいつぎ、機構は解体しました。

 ANZUS条約は、ニュージーランドがアメリカの核持ち込みを認めない非核政策をとるようになり、米国が防衛上の義務を打ち切った86年以降、機能を停止しています。

 リオ条約は「米州の一カ国にたいするいかなる国による武力攻撃も、米州のすべての国に対する攻撃とみなす」という共同防衛条項をもち、アメリカが中南米を「裏庭」として確保するための軍事同盟でした。しかし、メキシコが昨年、正式脱退したほか、米州のほぼすべての国が参加する米州機構で、米州の安全保障問題は米国の専権事項ではないことが確認され、アメリカ離れがすすんでいます。

 NATOでは、イラク戦争をめぐってフランス、ドイツ、カナダ、ベルギーなど一連の主要国が強く反対し、分裂状態となりました。欧州側の加盟国と大部分が重なる欧州連合が、国連中心主義と多国間主義を打ち出した安全保障戦略を採択する(03年12月)など、アメリカの単独行動主義には一線を画すようになっています。

 さらに、ジーパックです。これは、世界の多くの市民団体(NGO)が、協力し合ってつくりあげている平和運動の一つです。正式名称を「武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ(The Global Partnership for the Prevention of Armed Conflict)」といい、頭文字をとってGPPAC(ジーパック)とよばれています。

 2001年、国連のアナン事務総長が、紛争予防のためには市民の役割が大切だとして、NGO国際会議の開催をよびかけました。

 これにこたえ、世界を15の地域に分けて準備会合が開かれ(北東アジアは今年2月に東京の国連大学で)、2005年7月には、国連本部で世界会議が開かれました。

 118カ国、900人以上が参加した同会議で確認された「世界行動宣言」は、憲法9条を次のように評価しています。

 「世界には、規範的・法的誓約が地域の安定を促進し信頼を増進させるための重要な役割を果たしている地域がある。例えば日本国憲法第9条は、紛争解決の手段としての戦争を放棄するとともに、その目的での戦力の保持を放棄している。これは、アジア太平洋地域全体の集団安全保障の土台となってきた」

 「集団安全保障」とは、国連の平和ルールを意味する言葉です。これまでも、1999年のハーグ平和アピール会議や2000年の国連ミレニアムフォーラムをはじめ、NGOの会議では憲法9条の大切さが確認されてきました。

 ジーパックの宣言が重要な点は、その憲法9条がアジア太平洋の全域において、平和の国際ルールの役割をもつことが確認された点です。

 なお、2005年の8月15日、ジーパックはアジアを中心とする新聞に、9条の大切さを訴える意見広告の掲載をよびかけました。9カ国12の新聞が意見広告を載せました

 
by 東西南北 (2007-09-23 01:50) 

東西南北

 次に、 ハーグ世界平和市民会議は、ハーグ陸戦条約として知られる戦時国際法をとりきめたハーグ平和会議百周年を記念して、1999年五月、世界のNGO(非政府組織)など市民団体が中心になってオランダのハーグで開かれた国際会議です。「21世紀の国際社会から戦争と軍備をなくそう」という目的で、百余の国から約一万人、日本からも被団協、原水協、青年団、法律家など各分野から約四百人が参加しました。

 日本からの参加者は、広島・長崎の被爆体験、首都東京を含め全土に存在する米軍基地の問題などをふまえ、日本の憲法の恒久平和主義の意義を強く訴えました。また、現地では会議の一環として「核兵器のない21世紀」をアピールする原爆パネル「原爆と人間展」も開かれました。

 会議は、活動指針として「二十一世紀の平和と正義をもとめる課題(アジェンダ)」を採択し、「公正な世界秩序のための基本十原則」を確認しました。その第一項目が、日本の憲法九条に注目したもので、「各国議会は、日本の憲法九条のように、自国政府が戦争をすることを禁止する決議をすること」としています。憲法九条の値打ちが、二十一世紀の世界秩序の先駆けをなすものとして国際的にも注目されている現れの一つといっていいでしょう。

 ちなみに、会議の確認した「基本十原則」の第二項目以下は次のとおりです。(2)国際司法裁判所の強制管轄権の無条件承認(3)国際刑事裁判所設立条約の批准と対人地雷禁止条約の実施(4)政府・国際機関・市民社会の協力による「新しい外交」の追求(5)世界は人道上の危機を傍観してはならない。武力の行使の前に、あらゆる創造的な外交手段がつくされなければならない。その後(武力の行使は)国連の権威の下でおこなわれなければならない(6)核兵器廃絶条約の即時交渉開始(7)小型武器取引の厳格な規制(8)経済上の権利の人権としての重視(9)平和教育の全世界の学校での必修(10)「戦争防止地球行動」の計画を平和な世界秩序の基礎とすること。

 さらに政府間の条約としては、東南アジア友好協力条約(TAC)があります。これは、ベトナム戦争終結の翌年にあたる一九七六年に、東南アジア諸国連合(ASEAN)の当初の加盟五カ国が調印した条約です。条約前文で▽国連憲章▽一九五五年のアジア・アフリカ会議で採択され、非同盟諸国運動にひきつがれているバンドン十原則-などの精神と原則に従うと述べているように、締約国(条約加盟国)どうしが主権尊重・内政不干渉・紛争の平和的解決などを約束しあうものです。条約は今日のASEAN外交の基軸となっています。

 条約第二条は、加盟国が従う基本原則として▽すべての国家の独立、主権、平等、領土保全、国家的同一性の相互尊重▽すべての国家が外部から干渉、転覆または強制されずに存在する権利▽相互内政不干渉▽平和的手段による不和や紛争の解決▽力による威圧や力の使用の放棄▽加盟国間の効果的協力-を列挙しています。

 紛争が発生した場合、加盟国は武力による威嚇や武力行使を「差し控え」、「友好的交渉」で紛争を解決する(一三条)よう求められます。紛争当事国の直接交渉で解決困難な場合は、加盟国の閣僚級代表からなる理事会の仲介(一五条)や各国の援助(一六条)など、協力して平和的解決に手をつくします。

 友好協力条約は、八七年の議定書改定で、ASEAN以外の国も加盟できるようになりました。いまASEANは周辺国にも加盟を呼びかけており、2003年十月のASEAN首脳会議では中国とインドも条約に署名しました。日本も呼びかけられていましたが、同首脳会議に出席した小泉首相らは、日米安保条約への懸念などから否定的態度を示しました。このときの諸国の失望は大きく、今日現在では日本政府は友好協力条約への加盟を決めております。

 以上のような国際情勢の中で、日本は、韓国やドイツとともに米軍基地が集中する国です。しかも、沖縄でヘリ墜落事故を起こした海兵隊の恒久的な基地や、米海軍の空母攻撃群などが置かれているのは、米本土以外では日本しかありません。

 在日米軍の施設・区域は、(1)米軍管理(2)自衛隊管理―に区分されます。(1)がいわゆる「米軍基地」で、総数88、面積は312平方キロメートルです。そのうち37、総面積の75%が沖縄県に集中しています。自衛隊管理の共同使用基地は46あります。

 在日米軍司令部は横田基地(東京都)におかれ、在日米空軍司令部を兼ねています。

 神奈川県には、在日米海軍司令部がおかれ、空母キティホークの母港である横須賀基地や、在日米陸軍司令部がおかれるキャンプ座間があり、沖縄県には海兵隊基地群などがあります。

 兵力は約5万8千人(第7艦隊をふくむ)で、海兵隊が約2万1千人を占めます。

 米軍は現在、地球規模での態勢見直しを進めており、韓国・ドイツの基地は大幅な削減が検討されています。しかし、在日米軍基地は基本的に維持したまま、全世界への戦力投入拠点として、いっそうの機能強化がねらわれています。

 沖縄のヘリ基地墜落事故のように、米軍基地周辺では住民の生命・財産を脅かす事故が相次いでおり、多くの自治体が基地の返還要求を出しています。

 それでも米軍がこれだけの基地を維持できるのは、日米安保条約と、同条約にもとづいて米軍の特権を定めた日米地位協定があるからです。加えて、日米安保体制に固執する日本政府の姿勢があります。

 安保条約第10条では、締約国のどちらかが条約終了を通告すれば、その後「一年で終了する」となっています。政治の流れが変われば米軍基地は簡単になくすことができます。

 
by 東西南北 (2007-09-23 01:51) 

女衒の辰

ダグラス・マッカーサー元帥が、1945年8月30日に厚木に降り立ってからこの日本に米軍は居続けています。

もう既に、62年以上が過ぎているのです。誰かが言っていますが<日本側の準備ができていない状態ですから、「直ちに」というのはリスクが大きいです。>日本側の準備が出来ていないって理由には全くなりません。

撤退へ向けての行動など全く日本政府は行ってこなかったので準備が出来ていないのは当然です。

この言い訳を許していては100年経っても、1000年経っても外国軍隊の基地は日本から永久に無くなりません。

現状の全てを肯定する人々にはこの事が理解できないのでしょう。

米軍が嫌いだとの感情論では解決しない。ですって?おかしなことを言う人がいるものです。米軍が嫌い好きの問題では全くありません。外国軍隊が日本に居続けることを異常と思わないのですか。

又、米軍が居なくなったら自衛隊を強化しないと国が守れない。ですって。このことも日本政府や御用学者の喧伝に乗っている以外の何物でもありません。自ら敵をつくり、軍需産業で儲けようとしているのですか?

テロとの戦いを高らかに謳い、アフガン戦争を行っているアメリカがビンラディン一人をいまだ見つけ出せないのは何故ですか?

ビンラディンが生きている方が、世界戦略上軍隊の展開に有益だからです。パキスタンの基地を自由に使える今の状況を手放したいはずがありません。ビンラディンを殺したり、拘束すればそれの大儀名文がなくなります。

ビンラディンを育てたのもアメリカです。徹底的に利用しているようにしかみえません。

この様な好戦的アメリカ追従はいい加減やめましょう。
by 女衒の辰 (2007-09-23 12:53) 

wakuwaku_44

女衒の辰さんへ

>もう既に、62年以上が過ぎているのです。誰かが言っていますが<日本側の準備ができていない状態ですから、「直ちに」というのはリスクが大きいです。>日本側の準備が出来ていないって理由には全くなりません。
>撤退へ向けての行動など全く日本政府は行ってこなかったので準備が出来ていないのは当然です。

東西冷戦が終結してからやっと20年になるかならないか、という状態に加え、東アジアの軍事的緊張そのものが、ポスト冷戦後でもアコーディオンのように行ったり来たりという状況です。特に尖閣諸島を巡る中国との駆け引きは、中国の経済発展と絡んで、机の上で握手をし、机の下でキックを出す準備をしているというのが実情です。
よって「行ってこなかった」のではなく「行いようがない」というのが事実です。

>この言い訳を許していては100年経っても、1000年経っても外国軍隊の基地は日本から永久に無くなりません。
>現状の全てを肯定する人々にはこの事が理解できないのでしょう。

言い訳だと思うのであれば、貴殿が日米安保を解消しても日本の安全が保証されるように体制を整備してください。
批判はカンタンです。その批判を受けて実効性がある政策を実現するのは、とても難しいことです。日本だけの努力で、アメリカも中国も、韓国も北朝鮮もロシアも、われらの希望を受け入れてくれるというのであれば、こんな苦労は誰もしません。

>米軍が嫌いだとの感情論では解決しない。ですって?おかしなことを言う人がいるものです。米軍が嫌い好きの問題では全くありません。外国軍隊が日本に居続けることを異常と思わないのですか。

外国の軍隊がいること自体は、別に異常ではありません。日本のみならず、ヨーロッパにも中東にも米軍基地はあります。
もちろん、アメリカも自分の国益にならないのに外国に基地を設置することなどありませんが、外国の基地の存在が国益にならないのに設置を無条件に許す国もありません。
最も確実で、最も有効な基地撤去方法は、「日本にとっても、アメリカにとっても、日本に米軍基地がない方が得になる」ということです。
感情論の弱点は「そう思う」「そう思わない」という価値判断でしかない点です。それだと、同じ思いをする相手には同調されますが、違う思いをする人には伝わりません。より多くの人に、理論的に納得してもらい、賛同してもらうためには、定性的なものではなく、定量的な、誰が見ても同じ結果になるというものが必要となってきます。

>又、米軍が居なくなったら自衛隊を強化しないと国が守れない。ですって。このことも日本政府や御用学者の喧伝に乗っている以外の何物でもありません。自ら敵をつくり、軍需産業で儲けようとしているのですか?

中国軍や韓国軍の規模や中身をある程度知っていれば、政府側につかなくても「自衛隊を強化しないといけない」という結論しか出てきません。
ちなみに、「軍需産業で儲ける」というのは、前時代的の発想です。日本においては、軍事部門では「売上」は増えますが、「利益」がそれほど確保されるわけではありません。また、「軍事技術自身」が民生品の技術をそのまま使っているというのが増えてきています。今後、その傾向は高まることはあっても低くなることはありません。

>テロとの戦いを高らかに謳い、アフガン戦争を行っているアメリカがビンラディン一人をいまだ見つけ出せないのは何故ですか?
>ビンラディンが生きている方が、世界戦略上軍隊の展開に有益だからです。パキスタンの基地を自由に使える今の状況を手放したいはずがありません。ビンラディンを殺したり、拘束すればそれの大儀名文がなくなります。
>ビンラディンを育てたのもアメリカです。徹底的に利用しているようにしかみえません。

国防は、1、2の個別事例だけで述べるものではありません。
アルカイダのテロがなくとも、武力行使を受ける可能性が消滅するわけではありません。その可能性が消滅しないということは、事態が生じたときに、応急的にでも対応できる準備をするのは当然のことです。
そうしないと、「武力攻撃を受けたら、国連や同盟国が動くまでやられっぱなしになる」だけの話です。

>この様な好戦的アメリカ追従はいい加減やめましょう。

日本は別に「追従」はしていませんよ。
それこそマスコミや共産党や社民党のプロパガンダに踊らされていると感じます。
本当に「アメリカ追従」しているのであれば、安保理決議が出るまでイラクへの自衛隊派遣を遅らせることもないし、アフガンに至っては、そもそも派遣すること自体なかったでしょう。
そして、「アメリカ追従」ならば、イラン問題で日本は動かないでしょうね。アメリカ内部でもイランについては対立はありますが、日本はイランについては、アメリカに反対するロシアやフランスと連携して「アメリカの武力攻撃をさせない」方向に動いています。

ちなみに、「アメリカ追従」ならば、テロ特措法延長問題で、政府がこれほどナーバスになり、民主党内でも危惧を抱くようなことは、逆に『ない』のです。また、国連で「謝意」決議みたいなみっともないことを日本政府が要求することもない。
これほどナーバスになっている理由は、「EU諸国との関係」であり、日本の撤退は、アメリカよりもEUが困るのです。第一、アメリカのために出しているのであれば、国連決議なんていらないですよ。
by wakuwaku_44 (2007-09-23 13:25) 

女衒の辰

この神聖なブログでwakuwaku_44と論戦する気は全くありません。これを最後にします。

<中国軍や韓国軍の規模や中身をある程度知っていれば、政府側につかなくても「自衛隊を強化しないといけない」という結論しか出てきません。>

この考えこそ古来よりあるところの【矛盾】の論理そのものであります。中国軍や韓国軍、更には北朝鮮軍と比較して自衛隊を強化しなければならない理由には全くもって呆れるばかりです。【他国と軍備拡張競争】してどうしたいというのだろうか?

<尖閣諸島>の問題解決に軍事力が有効と考える根拠がこの方の論理破綻の証明です。

軍事力で、国際紛争など解決出来ない事は歴史が証明しています。アラブとイスラエルの現状を鑑みても、武力行使は問題の解決より、問題を複雑化し止め処の無い報復合戦となるだけです。

目覚めよ《wakuwaku_44 》! ではさらばじゃ!!
by 女衒の辰 (2007-09-23 14:33) 

NO NAME

女衒の辰さんへ

論破されたからといって、人を呼び捨てにしたり、捨て台詞を吐くのは、議論のあり方として卑怯だと思いますが。

そもそも「軍事力」の存在目的を貴殿はわかっていないように思います。

>中国軍や韓国軍、更には北朝鮮軍と比較して自衛隊を強化しなければならない理由には全くもって呆れるばかりです。【他国と軍備拡張競争】してどうしたいというのだろうか?

現在の自衛隊の戦力で、純粋に軍事的観点でいえば、防衛戦ではこれらの国々に「負けること」はありません。
しかし「できるだけ自衛隊員の被害を出さないで、国連が動くまで凌ぐ」ということは困難です。多くの死傷者を出しても、それほど問題にならない中国や北朝鮮と比べ、日本は「数人の犠牲」であっても、大問題となります。
第一、軍は「数を増やせばいい」というものではありません。日本のように、自分で自分の防衛をすることが困難な国においては、「国連が動くまで、いかに被害を最小限に食い止めるのか」という「質の向上」が求められます。

><尖閣諸島>の問題解決に軍事力が有効と考える根拠がこの方の論理破綻の証明です。
>軍事力で、国際紛争など解決出来ない事は歴史が証明しています。アラブとイスラエルの現状を鑑みても、武力行使は問題の解決より、問題を複雑化し止め処の無い報復合戦となるだけです。

これも、「軍隊を持つ意味」を理解してないがゆえの誤った発言です。
どんな戦争でも、最終的に解決するのは「外交」でしか方法がないということを知らなければなりません。

第二次大戦時と現在とでは、国際紛争を解決するプロセスは若干異なってきますが、「攻撃を受けた側」については、「当面の対応」としての軍事力の行使がなければ、攻撃を受けた側の被害が多くなるばかりです。それを防ぐ実力行使のことを「自衛権」といいます。
国連憲章第51条において、この「自衛権」は、国連が何かの措置をとるまでのタイムラグの間で認められているわけであり、日本は国連中心で国際紛争を解決する政策をとっていますから、軍事力の行使は、あくまでも、その国連が動くまでのタイムラグについて、応急措置的にやるものです。
そして、その応急措置ができる体制を整えるという範囲において、軍事力を整備しなければならないということになります。

従って、日本の軍事力強化論について、イスラエルやパレスチナに例えたり、あるいは「軍事力で解決する」ということを述べているわけではない以上、私の論は破綻しておりませんし、それどころか、貴殿の私の文章の解釈が正しくない、というだけの話です。

よって、「目覚めよ」と言うのは私の側であって、あなたが私にそのようなことを言うことは、道義的に認められません。
私に対するこうした発言に対して謝罪を要求いたします。
by NO NAME (2007-09-23 16:56) 

wakuwaku_44

前のNO NAME は私です。名前を入れるのを忘れておりました。

もう一言述べておきますが、あくまでも、中国や北朝鮮に対して「負けることはない」というのは、「ディフェンス」すなわち、「中国や北朝鮮が日本を攻撃したとき」の場合です。
日本が中国や北朝鮮、韓国その他の国を「攻撃する」ことはできません。
それは憲法の規定よりも、「そもそも、そのための装備がゼロに等しい状態」だからです。
それを述べると、「今後、軍拡して、そういう装備を入れるんだろ?」という話も出てくると思いますが、それは「無理」ですし、今後は、ますます「無理になる」のです。
予算・国内世論・景気・人員確保・国際世論の傾向からみて、はっきりいって「できない」というのが正しい。

今の状態から、みなさんが懸念している状態になるまでには、財政のプライマリーバランスが整ったときからスタートして、最低30年はかかります。
現状の自衛隊の装備はレベルが高くて訓練や教育を相当しなければ扱えないものが多くなっていますから、兵員の確保で徴兵制は意味がありませんので、志願兵となります。しかし、これは費用がかかります。そして、その費用を捻出する防衛費は削減傾向にあります。
第一、自衛隊が求める人材は、企業が求める人材と重複しているので「若者を余らせて自衛隊に・・・」ということは、防衛省の制服組が嫌がります。

つまり、日本は軍拡をしにくい状況である、というのが正しい評価であり、よって、「戦争のできる国」になるロジックの形成の方が、むしろ非現実的である、ということです。
by wakuwaku_44 (2007-09-23 17:11) 

東西南北

 女衒の辰さんへ
 
 日本国の戦争参加の現実と過去の反省から出る結論は、日本国に軍事力は不要だということですね。軍事力で他国の人間を殺傷しながら、外交で人道支援しても国際社会では成り立たないのがアフガン・イラクの現状です。戦争で殺しながら、助ける。まさに、古くからある矛盾です。

 この矛盾への解決策が憲法9条と国際社会の集団安全保障なんですがね。日本国は非軍事での国際貢献を徹底し、他国の人間を殺さないこと、軍事力での殺し合いには参加しないことが現実であり、そこから米軍完全撤去、自衛隊解消、国際社会の集団安全保障措置で国際社会の公正と信義に信頼して日本国の安全保障を実現していく人間の積極的、主体的、能動的な言論と態度が歴史を切り開いていく力だと思っています。これに無関心、あるいは反対なのが
保守反動の勢力であり、市民の中にも確信犯的な保守反動と純粋に迷っている者とを峻別し、前者については容赦なく満身の怒りを込めて叩き潰すことが必要だと考えます。
 
by 東西南北 (2007-09-23 20:10) 

mai

今日は、一日、子どもの相手をしていて、いまPCを開けたところです。みなさんの熱さにちょっとビックリしてしまいました。

コメント欄のあり方については、ブログ管理人によっていろいろな考え方があるようですが、私は冷静に話し合ってさえいただければ異なった意見の方が書き込まれるのは歓迎します。もっとも、私の時間、気力、頭がついていかず、ブログ主としてオロオロするだけという申し訳ない事態になる可能性は大ですが・・・。

ただ、「何がなんでも自説を曲げない」という態度は、できれば控えていただきたいと思います(という私もかなり頑固ですが)。言われる側は聞く耳を持つこと、そして言う側は異なる意見でも全否定せずに議論しながら、落としどころをみつけていくこと。そういうディベートのしかたがいいのではないでしょうか。

もちろん、あまりにも価値観が正反対の時には全否定も仕方ないとは思います(私も他のブログのコメント欄で、キレて全否定してしまいました・・反省)。また、どこまで行っても平行線という場合もありますね。

私の素の意見は女衒の辰さん、東西南北さんと近いと思います。そして、私がいま考えていることは、この考え方を「反対派」の方々とどう折れ合って共有していくかです(これはWAKUWAKU_44さんだけを指しているのではありません)。

なんだか、まとまりのないコメントになりましたが、最後に女衒の辰さん、時間的、精神的に余裕がある時があれば、どうか帰ってきてくださいね。
by mai (2007-09-24 00:15) 

東西南北

 mai さんへ

 「私がいま考えていることは、この考え方を「反対派」の方々とどう折れ合って共有していくかです」

 東西もこの立場に賛成です。東西もブログ上で攻撃的になるのは約1名を除いてほかにはいません。その人物だけは異常なのです。つまり、「市民の中にも確信犯的な保守反動と純粋に迷っている者とを峻別し、前者については容赦なく満身の怒りを込めて叩き潰すことが必要だと考えます。」

 そして、攻撃するのであれば、市民同士なのだから、無視するかスルーという態度が相手を傷つけないというこが通常です。が、異常な保守反動の市民に対しては、東西は政治テロリリストと同様もしくは、それ以上に確信犯的に権力と財界を背景、道具にして人間を抑圧しているのであり、きわめて悪質だと規定しています。
by 東西南北 (2007-09-24 08:31) 

wakuwaku_44

maiさんへ

私は何もmaiさんのご意見について「否定」はしていません。否定するどころか、尊重すべきものだと思います。
ご意見について「こういう欠点がある」とかは指摘はしますが、基本的に「意見まで曲げろ」ということは求めるつもりはありませんし、逆に、指摘した欠点をカバーしたりクリアすることを見出していただければ、maiさんにとって有益だとも思っています。

ただ、事実認定に誤りがあれば、申し訳ないですが、まったく違うときは全否定となってしまいます。これは、批判の場合だと「いわれなき誹謗中傷」につながるときもありますし、それがない場合でも、maiさんのご意見自身がミスディレクションを起こすことがあるからです。(つまり、maiさんご自身にとって辛いことになる、ということです。)
もっとも、「いや、こういう面もあるよ」という程度のことで全否定することはありませんから、それはご心配なく。(笑)

ちなみに、私は私と価値観が100%同一であっても、事実認定が間違っていれば、それについては全否定しますし、価値観が正反対であっても、事実認定が正しければ、少なくとも「否定」はしません。それで価値観が同じ人から「サヨク」呼ばわりされて、敵にされたこともありますからね。(笑)

あと、東西南北氏に関しては、以前、冥王星氏のブログでいろいろあったんですが、他のブログで正直相手はしたくないんですけど、ブログから排除したいのか、挑発的かつしつこいですから、怒ってしまいまして、ご迷惑をおかけしました。
本人も「叩き潰す」と宣言しているように、私を排除することを目的に投稿していますからね。村上さんのブログでも、音楽ネタで、何であんな荒らし方をするのか、私は理解に苦しみます。

追伸:冥王星氏とは、「意見」は正反対ですよ。「意見」について全否定したくないんですけど、大喧嘩になって全否定しあったりすることも多いです。が、互いのスタンスがわかってきたら・・・・あまり対立するところがなくなってしまいましたな・・・・。討論にならなくて。(笑)
by wakuwaku_44 (2007-09-24 20:47) 

東西南北

 maiさんへ

 福祉を欠点だとか「突っ込みどころ満載」だとかコメントする人物はすべて削除することが世の中への悪影響を少なくすることですよ。

 今現在、庶民の生活が貧困である情勢で福祉削減に「反対」しない事実認定は完全に悪ですから、意見の違いではないです。

 削除したほうがいいです。ここはmaiさんのブログですしね。

 

 
by 東西南北 (2007-09-24 21:30) 

東西南北

 ちなみに、村上さんのブログでも少しだけ彼の事実認定を書きましたが、彼は人殺しである自衛隊の海外での武力行使を推進する行動を推進する事実、死刑執行を容認する保守的な事実、日の丸・君が代強制を容認または推進する事実です。価値観の違いではなく、具体的な行動で非人間的かつ無責任なのが彼の事実なのです。

 彼の思想自体はどうでもいいので、いつも言論しないで自宅で一人で思想しとけばいいじゃない?って進めるんですが、どうも社会を悪くしたいようですね。彼の言論内容を行動化、政策化した場合の事実関係は最悪なのです。

 
by 東西南北 (2007-09-24 21:37) 

喜八

↓Googleで「wakuwaku_44」を検索してみた結果です。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2005-14,GGLD:ja&q=wakuwaku%5f44
by 喜八 (2007-09-24 22:35) 

東西南北

 [wakuwaku_44の風評]ーその1-
wakuwaku_44という人は、

「こんなバカは消滅させないといけないですね」
「憲法改正して、こういうアホな言論をする人を消去できるようにならないものかなぁ」
「法律書も読まないバカが」「お前はほんとにバカか?」
「アホ!一般的な『法』ついての理解とはこのように行うものだ、バカ」
「バカは早く引退しなさい」「脳味噌が人間なのかどうかは疑わしいけどな」
「お前よりは成長してるよ。精神異常者クン?」「てめえ、なに考えてんだ??」
「生意気に能書きたれてんじゃねえぞ、コラ。いい加減にせいや。」
「きちんと説明せんかい、コラ!」
といった罵詈雑言を並べておきながら(いずれもYahoo掲示板より)
「『アベソーリ』とか『Q間』のような、下品な表現は、対象者が私が普段批判している方に対してであっても、怒りの念を禁じえません。」
なんて堂々と言ってのける脅威のダブルスタンダード人間であり、

また、
「掲示板で発言する権利を剥奪する」
「お前を追放しない掲示板は社会的に非難されて当然である」
と掲示板管理者でもないのに突然発言権を剥奪し、挙句の果てには
「内容証明を送れば、お前の投稿を差し止められるかもしれない」
「裁判所にお前の行政処分を行うように、準備するからね♪」
などと突っ込みどころ満載の発言で投稿者だけでなく管理者をも訴えようとするトンデモ人物であり、あるブログでは以下のように完全な危険人物扱いされていたりする。

wakuwaku_44なる人物は120%混ざりものなしの右翼人士であり、左派系ブログに出没し長文を連続投稿し炎上させることにより、ブロガーを論破したような錯覚に陶酔することのみを自己目的化しております。その論理の展開は「事実認識が誤っている」「不特定多数が閲覧できるところで発言すべきではない」 「反省せよ」と尊大極まりない態度で捲し立てるワンパターンであり、戦中に「公共」の名の下に自由な意見を圧殺し反体制的と目される人々を弾圧した特高警察の論理そのものなのであります。いたるところで出入り禁止処分をうけ、職場の同僚のよしみで「冥王星は・・・」にてほそぼそとコメントを寄せているようですが、ときには本質たる荒らし屋根性がうずくのでしょうか、返り討ち論破される危険性が低いと主観的に判断したブログに顔を出しては難癖をつけてまわっているようです。しかるにwakuwaku_44なる単語を発見したら、無視して放置するか即削除が精神衛生上もっとも好ましい対処であるようです。土佐高知の雑記帳での大暴れぶりを貼らせていただきます。
http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-598.html
http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-602.html
http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-610.html

ということなので津久井先生も要注意されたほうがよいと思います。
by 東西南北 (2007-09-24 23:29) 

東西南北

[wakuwaku_44氏についての総括]ーその2-

 これまでのwakuwaku_44氏の姿勢を考えればそれほど不思議なことではありません。[http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=552020085&tid=lw9qbfc0bcra4omwa4ia4ja4a4&sid=552020085&mid=60&thr=1&cur=50&dir=d]や [http://www66.tok2.com/home2/marimolog/yahoo/yahoo/society/criminal_004.html]などを見て頂ければわかるように、氏は基本的に「(氏が考えるところの)知識が無いやつにはそもそも憲法上の言論の自由なんぞ与えるべきではない」と考えており、そのような対象に対して氏は罵詈雑言も用いつつ「(氏の)正当な言論」により徹底的に叩き潰すという方針を採ってきたからです。今も昔もそしてきっとこれからも。
by 東西南北 (2007-09-24 23:32) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。