SSブログ

選択的夫婦別姓制度について [市民運動]

今日はこのブログで初めて、選択的夫婦別姓制度について書いてみます。
仕事の都合で、自分のアイデンティティーを保つため、一人っ子だから自分の代で姓が絶えるのに抵抗がある・・・個人的な理由から、ちょっと古風な考えまで含めて、「結婚によって姓を変えたくない」という方はかなりいます。
そういう人にまで、同姓を強制するのはおかしいではないか・・私は高校生のころからそう思ってきました。

10年ほど前には、選択的夫婦別姓制度の導入は目前に見えましたが、自民党の高市早苗氏らの強い反対によって、実現しませんでした。
安倍氏はもちろん別姓反対で、強硬な反対派の高市氏、山谷えり子氏が役職に就き、すっかり実現が遠のいた感がありますが、「夫婦別姓選択制実現協議会」という団体が頑張っておられます。
自民党に復党した野田聖子さんが顧問をされる本当に超党派の団体です(むしろ政権党である自民党への働きかけを重視しています)。

この前、内閣府の調査で「反対派が増え、容認派を上回ったことから、法案提出の状況にはない」というニュースがあり、ちょっと理解に苦しむ論理だなと思っていました。
不便を感じている人がいるのに、当事者ではない人たちが「それは許さない」と言って、
他の人の不便をそのまま放置しておく・・・変ではないでしょうか。

協議会の方々もそのように考えたようで、早速法務省に抗議文を出されています。
ネット署名もしていますので、よかったらぜひお願いします。

http://www.bessei.org/


2007-02-14 23:31  nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 4

タマラ

まいさん、こんにちは。
私も選択的夫婦別姓制度には賛成です。
名前や姓はその人に属するもので、法律で縛る問題ではないと思うからです。ずいぶん前に夫婦別姓の選択可について取り上げられて、その後ストップしてしまいましたね。
もう一度「人権」の観点からこの運動をしていく必要があると思います。 署名しました。
by タマラ (2007-02-16 10:13) 

mai

さっそく署名までしていただき、どうもありがとうございます♪
こういう少数者への選択肢がどのくらい充実しているかは、
その国の民主主義、文化、人権のレベルのバロメーターだと思っています。この協議会では、毎回の国会に欠かさず署名と請願を提出されているそうで、熱意と息長い運動を続けていることに敬意を抱いています。
by mai (2007-02-16 18:54) 

hm

 選択的夫婦別姓制度,賛成します。ネット署名もしておきますね。
 といって、もともとは、私はそんなにこのトピックに関心はありませんでしたが、単純に、人それぞれ、人の好き好きを反映させればいいじゃないか、と思います。
 大体名前なんていうものは出来るだけ自分が名乗りたい名前を名乗れるようにするのが一番じゃないでしょうか。
 公共の視点から言っても、まあどうにか人の同一性が把握できる程度の管理ができれば十分であって、それ以上の縛りなど必要ないと思います。
 
 結婚して苗字が変わるのにウキウキする女性もおれば、苗字を変えたりしたくない人もいる。それぞれの希望が叶えばいいじゃないか、と思います。

 もっともっといろんな人の人それぞれのあり方に寛容な世の中になればいいなあ、と思いますね~
 美しい星たちを観察するとか、音楽に興じるとか、スポーツにはまるとか、ガーデニングに凝るとか、子育てを満喫するとか、何か自分の楽しみに一生懸命になりさえすれば、他人のあり方を縛ろうなどという発想は湧いてこなさそうに思うんですがね…私は。でも、それも人それぞれでしょうかね…

>こういう少数者への選択肢がどのくらい充実しているかは、
>その国の民主主義、文化、人権のレベルのバロメーターだと思ってい>ます。

 まさにそのとおりだと思います。500年後の人たちが今の時代をみたら、この問題について、高市さんや山谷さんは「ああ、昔はそんなこと言う人もおったんやーすごいなー」という存在なのでしょうね。
by hm (2007-02-16 22:50) 

mai

hmさん、ありがとうございます☆
そうそう、名前なんて本人が気に入ってて個人特定できれば、あとは自由で十分だと思います。

>美しい星たちを観察するとか、音楽に興じるとか、スポーツにはまるとか、ガーデニングに凝るとか、子育てを満喫するとか、何か自分の楽しみに一生懸命になりさえすれば、他人のあり方を縛ろうなどという発想は湧いてこなさそうに思うんですがね…私は。

それ、とてもよくわかります。毎日充実した生き方ができていれば、自分にも他人にも人間以外の生きものにも優しくなれる気がします。いまの政治のおかしさは根っこのところに何かの欲求不満が隠れているようですね。自由教育の学校(きのくに)の第一目標は「自分が好き」という感情を取り戻すことだそうです。子どものころからそういうきちんとした自己肯定感を持つことは大事でしょうね。

ちょっと話がずれてしまいました^^;500年後といわず、できれば私が生きているうちに「ああ、昔は・・・・」となってほしいです(笑)。
by mai (2007-02-17 23:09) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。