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「フィンランドという生き方」から+カナダの消費税+翻って日本は? [福祉国家へ]

2〜3日ブログを書かないと、胸のなかのモヤモヤがたまっていくようで、けっこういっぱい書きたいことがたまっています。その多くは言葉としてまとまっていない上に、内容的にも考察不足は否めないのですが、やはり少しずつでも書いていきます。

ちょっと前の記事で紹介した「フィンランドという生き方」という本から印象に残った一節です。ちなみに、前にも書きましたが、この本は主にフィンランドでの普通の暮らしについて書いた本で、目次を拾うと「日常の愉しみ」「森の植物たち」「祭りの季節」といった項目が並び、わりと淡々とした記述のなかに何とも言えない情緒があふれる本です。そのなかで分量としては少ない政治や社会システムについて取り上げましたが、上に挙げたような章も興味深いので、「暮らし」に関心のある方にもお勧めです。

フィンランドという生き方

フィンランドという生き方

  • 作者: 目莞 ゆみ
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

今日、紹介するのは序章の「フィンランドという生き方」から「高福祉と高教育が鍵」という一節です。

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【記事の紹介】日本はなぜ負債大国になったか? [福祉国家へ]

さて、また固い話題に戻ります。政府の役割を「国民の最大多数が幸福になる政策をすること」と定義した時、いまの新自由主義(市場原理主義)の方向と福祉重視の国を目指すのとどちらが良いでしょう(ここでは、基本は市場原理主義でその歪みを福祉で修正するという案は除くことにします・・・中途半端であり、根本的な解決には至らないと思います)。

おそらく、新自由主義で大儲けする一握りの人たち以外は、福祉重視の国である方が幸福になれるのではないでしょうか。少なくとも私はそういう国に住みたいし、子ども世代に受け継いでほしいです。

しかし、福祉国家を目指す前に、多くの人が懸念するのが財政赤字の問題です。確かに日本の負債は800兆円超えとされ、巨額のものになっています。「そんな赤字国である以上、福祉や教育にいまよりも公的費用をかけることはできないじゃないか」。こういう声はたいへん多いですし、政府も国民がそう思うように誘導している節があります(借金時計とかですね、そして増税やむなしという方向へ)。

2つ前の記事でウッピョンさんが指摘されたように、「負債とされているのは実は本物の負債ではない」という説もあり、私もかなり納得できますが、ここではいちおう現実に負債はあるという前提にします。

では、なぜそんなに負債があるのか不思議に感じませんか?国民のほとんどは、本当に勤勉に働いています。その姿勢は戦後一貫して変わっていません。いくらバブルで挫折したからといっても、国が立ち行かなくなるほどの借金を抱えるのは何かが変ではないでしょうか。現実に大企業は好況とされているし、銀行の不良債権もほとんどなくなっているそうです。何かがおかしいのでは?

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