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「本当は何をしたいの?虫」が出てきたようです [自分の勉強を楽しむ]

ブログ更新が止まっています。
どうやら青い鳥探しに入ってしまったようです。

私のなかには「本当は何をしたいの?虫」がいます。
10代のころから住み着いていて、折にふれて出てきます。

そのため、ちょっと変わった人生コースを歩んできました。
「これだけやったのだから、もう悔いはないね☆」とも思っていました。

この10年あまりは、不妊治療、妊娠・出産、子育てで過ぎました。
たいへんなようで早い早い年月が過ぎ、子どもは入学。
彼女が楽しく学んでいる姿を見たためもあるのでしょうか?
私は10代に逆戻り。

私は本当は何をしたい?

きのくにの中学校には普通の学校のような進路指導も偏差値振り分けもなく、
「頭の皮がつっぱるくらい」考えに考えて進路を選ぶそうです(堀さんの著書より)。

私にそれが何十年も遅れてやってきたようです。

以前していた現場での仕事も、私なりに精一杯やりました。
石の上にも3年よりもずーっと長く続けてみました。
でもやっぱりつらすぎた。からだも心も壊れる寸前でした。
何度か違う現場で挑戦して毎回おんなじなので、納得して半ばリタイアしました。

最近、何度も夢に見ます。当時行きたかった大学の文学部に入学している夢を。
実は大学1年と2年の間に、本心の志望校文学部の受験をしました。幸い合格しました。
でも年長の人たちのアドバイスに逆らえず、入学辞退しました。

「どうしてもこれをしたい!」という確固としたものがなかったからでしょうね。
まわりを説得できる迫力に欠けていたはずです。

文学部でやっていることは、努力次第で独学できるのでしょうか。
たぶんそうでしょう。
文筆業についたりしている人で、授業にはほとんど出ずにひたすら好きな分野に熱中していたという話もよく聞きます。

でも私には、そこまでの個性はないようです。
周りの人や教官、そして雰囲気を支えにしながら、よく顔を出す怠け心と折り合いをつけてやっていく。
ある意味、人頼み。情けないけど・・・。

きのくにはいわゆる受験向きの勉強はしません。
だから、子どもが高校なり大学なりを受験したいと言ったら、その時一緒に勉強しようと思っていました。

きのくにに入学して何ヶ月かたち、それはちょっと違うという気がしだしました。
きのくにの中学校を卒業する時には、
受験したい子は受験勉強に集中する力が、好きな分野に進みたい子はそちらに全力を出しきる力が
すでに養われているように感じます。
母がお伴の受験勉強なんて、たぶんいらない。

私の年齢や身体的条件からいえば、思い切った選択のチャンスはこれが最後かもしれません。
いくつか選択肢を考えています。大学はそのなかでいまのところ1位か2位というところです。
どの段階かで外国へという途方もない夢も見ています。

ネットに出ていた入試問題を見てみたら、いまなら何とかなるかも・・・。
英語に本腰を入れて、国語はまあ良し、数学はやり直し、理科は生物選択かな、なんて考えている私がいます。

でも今の私には収入が必要です。
「仕事に集中させてくれたら、自分だけの稼ぎでいけるかも」と夫は言ってくれますが、
私がきのくに行きの言い出しっぺなのだから、学費は半々で・・・という約束は守りたい。
財布が別々のわが家では、私にも老後の準備が大切です。

でも・・・子どもの受験期まで待っていたら、記憶力や瞬発力が低下して受験どころではないかも。あわよくば入学できたとしても、若者と一緒に勉強する力はないかも。

いまさらわが子みたいな学生に混ざってどうするの?という気もします。
文学部に対して夢を描きすぎかな。きっと。

教育基本法の活動をしていて賢くなったことが一つあります。
それは大学の先生といっても、いろいろだということ。
私の考え方とは真反対の意見を持つ人もいます。
10代のころと違うとすれば、大学名やイメージで選ばず、その研究室で何をしているか、自分は何ができるかをしっかりと見極めるつもり。

もっと視野を広げてもう一度、「本当は何をしたいの?」と問うたら、
全然違う答えが出てくるかもしれません。
それとも実際に歩き出してから、少しずつ見えてくるのかな。
それとも、こうやって一生惑うのが私の人生かな。

とりあえず、現実的なところで週2回の水泳のペースは守ろう。
もっと泳げるようになりたい。身体を強くしたい。できれば喘息が出ないようになりたい。

きのくにの元保護者さんは書いています。「きのくには恐ろしい学校だ。親に自分の哲学が本物かどうかをつねにためしてくる。子どもの幸せとは何か。生きることとは何か、などの難問をいつも突きつけてくる」(「自由学校の子どもたち」197ページ 有田清五さん)。
「これって子育てがらみのことかな?」と思っていたのですが、私の場合、最初の効果が眠っていた自分の虫を起こしてしまったことかもしれません。

それともきのくにがなくても、そろそろ虫が目覚める時期だったのかな。
もう○歳若かったら・・・とあきらめず、でも若ぶらず心身に負荷をかけすぎず。
バランスの難しい年頃かもしれません。

人生の終わりに「あぁ、これで良かった」と思えるといいな。
やっぱり私の心のなかにトゲのように刺さっている、「本当にやりたいこと」。
そんなこと考えずに、「好きなことをしているので毎日楽しいです」と言えるようになってみたいけれど。



2010-01-03 18:47  nice!(2)  コメント(8)  トラックバック(0) 

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志村建世

大学の文学部というところ。本を読むことと、いい先生に出会う機会はくれるけれど、それだけです。私は成人してから、立派と思える人は、学歴がなくても人生のどこかで大学教育と同じ経験をしていることに気がつきました。学ぶことに適齢期があるというのも、幼児期以外には信じられません。体力が学ぶ力に影響してくるのは、70代以降ではないかと思います。
 「何かしたい虫」を先行させて、それに必要な勉強を、その都度積んで行ったらどうでしょうか。「とにかく一度は外国で、日本語以外の言葉で勉強してみたい」でも、構わないと思います。
 自分の心の声に従って進んだら、たぶん後悔は少ないでしょう。たとえ失敗であっても。失敗でない場合は、たいてい「運」が助けてくれますよ。
by 志村建世 (2010-01-03 21:37) 

mai

>小父蔵さん
niceどうもありがとうございます。

>志村建世さん
詳しいアドバイスをどうもありがとうございます。文学部ご出身者の意見が聞けてありがたいです。志村さんは心身ともにバイタリティーの塊ですものね。失礼かもしれませんが、私自身は遺伝的素因や持病の関係で、志村さんの年齢まで元気でいられるかどうか、あまり自信がありません。

いまの私が大学に行くというのは、経済的・家庭的にみて無理が大きすぎるようです。記事中でははっきり書いていませんが、やはり私の関心は北欧、特にフィンランドに向いています。これまで独学で遅々として進まないフィンランド語ですが、個人レッスンを受けるところから始めてみようかとも思います。

>自分の心の声に従って進んだら、たぶん後悔は少ないでしょう。たとえ失敗であっても。失敗でない場合は、たいてい「運」が助けてくれますよ。
本当にそう思います。後ろ向き思考かもしれませんが、大学ではやはり心の声にしたがって文学部に行っておくべきだったと思っています。幸い受験勉強が嫌いではないので、そのあとでいまの出身学部に進んだとして迂回した時間は4年間。進まなかったために○十年のこだわりを持つよりは、ずっとましだったはずです。
これからは「心の声」をきちんと聞くようにします。そして子どもには私と同じ後悔?をしてほしくないです。


by mai (2010-01-04 18:43) 

hm

 お互い、いくつになっても、自分の人生を目一杯楽しみましょう!!(現実には色々制約があるにしても、自分なりに求めていけば、それなりに出来ると信じています。)
by hm (2010-01-15 13:38) 

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