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嬉しさも60%くらい・・・というところでしょうか [政治の不思議]

夫と私は開票速報で盛り上がり、子どもはいつものように遊んでもらえないので何となく不満でかえって甘えてくる・・・というたいへんな夜でしたが、家族がやっと寝静まり、一人で開票速報を見ています。

前の記事でのtamaraさんへのコメントに重なる部分がとても多くなるのですが、開票結果を見ていまの時点で感じることを書き留めておきます。tamaraさん、重複してごめんなさい。

・政権交代はもちろん嬉しいのですが、護憲政党であり、教育基本法・教育3法の見直しをマニフェストに掲げていた社民党、全教や高教祖を抱える共産党が相変わらず低調であり喜びも半分です。

・再可決が可能になる3分の2を民主が単独で取ることはなさそうで、ホッとしています。いまは参院も民主優勢なので、参院否決後に衆院へ戻ってくることはありませんが、将来的に不安でした。話し合いによる民主主義を踏みにじるああいう方法にはどうしても賛成できません。どこかのブログにコメントをしたら「法律に規定されている方法を使って何が悪い」というようなレスがつきました。しかし、再議決は非常事態に備えて念のために定められているもので、数の力で何でも思うようにするということではないはずです。

・個人的には東京8区の保坂さんを応援していますが、小選挙区で強敵石原伸晃氏に惜しくも敗れてしまいました(>_<)。比例での復活を願っています。ネット読売新聞によれば(情報が早いです)いま比例東京の開票率は93%で社民党の得票は26万票くらい、残りの議席はわずか3議席です。当選ラインはどうも30万票前半くらいのようで、社民党は届きそうにありません。
こうなったからには、民主の立候補者が足りなくなって社民党に回ってくるとか・・・そういう可能性にかけるばかりです。そう言えば、前回も保坂さんは自民党圧勝のなかで、足りなくなった自民の議席の分で当選されたそうです。任期中の保坂さんの圧倒的な働きぶりを考えると、何とかそういうハプニングを期待したいのです。祈るばかりです。

・いまの状況ではやはり、民主リベラル派に注目でしょうか。教育基本法の質疑のとき良い発言をしていた新潟1区の西村智奈美さんが大差で当選していたことは嬉しいです。民主リベラルの会の平岡さんも楽々当選されていましたね。逆に山口の戸倉さんが落選されたことは残念です(>_<)

・いまTVのインタビューで鳩山さんが「再可決というような手法は使わない」というようなことを言っていました。自民党の常套手段であった強行採決もできるだけ行わず、論理的な審議を尽くしてほしいものです。

メモのようなものですが取りあえず書いておきます。

<追記>
・いま数え直してみたら、比例東京の17議席はもう決まってしまっているようです。やはり保坂さん落選です(>_<)(>_<)。次の選挙までさらなる精進を積まれ、一回りも二回りも大きくなって帰ってこられることを切望します。

・個人名を挙げて申し訳ないのですが、福井1区の稲田朋美さんが当選したことには本当に落胆しました。自民も民主もですが(民主は風が吹いていたので仕方ないのですが)、中道くらいの人に落選が目立ち、強い右派や国家主義の人はかえって当選している印象があります。ネットでの書き込みなどを見ても、「自虐史観だ」「従軍慰安婦問題や南京虐殺はなかった」「日本人の誇り」などという思想に共鳴する市民は、確実にある程度の割合で存在するようです。学問的成果の無視が目立つ扶桑社、自由社の歴史・公民教科書が採択される土台はこういうところにありそうだと溜め息が出ます。(歴史教科書問題については、横浜等でたいへんなことになっていますが、後日記事を改めたいと思います)


2009-08-31 01:48  nice!(2)  コメント(5)  トラックバック(2) 

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shira

 私のクラスの生徒が開票速報見て盛り上がってたと学級日誌に書いてました。彼は選挙とか政治とか好きなようで、法学部志望です。
by shira (2009-09-02 21:01) 

tamara

取り合えず国民の怒りが政権を覆したという点では、良かったですね。(小選挙区で負けた方がまた比例区でしっかり議員になっていてがっくりもしましたが。)教育に関してはどれほどのことが期待できるか、かなり心許ないですね。連立政権と言っても民主党の大勝なので、maiさんが言われるように、民主党リベラル派に期待するしかありません。なんとか教育の本質的な問題にも焦点が当たるチャンスはないかと思っています。

by tamara (2009-09-02 21:43) 

mai

>shiraさん
nice&コメント、どうもありがとうございます。その生徒さん、頼もしいです〜。将来はその道に行かれるといいですね。私は政治には興味なかったくせに、学生時代から開票速報だけは好きでした。でも同じ競うことでもスポーツ中継は特に好きではないです。理由はわかりません。法学部に進むことは一度も考えたことがなかったです。ずっと文学部志望だったのですが、なぜか叶いませんでした。

>tamaraさん
メモのような記事なのに、nice&コメントありがとうございます。同感です。「教育の本質的なところに焦点が当たるチャンス」・・・本当にどうすればいいのでしょう。途方に暮れてしまいます。いまの私にすぐできることは、「きのくにのようなリベラルな教育で子どもは元気にやっています」ということを少しずつ伝えることかなぁと考えています。
by mai (2009-09-03 23:18) 

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