「わくわく子ども学校」を見学しました♪ [自由教育]
教育評論家の古山明男さんという方が、世界的にみた不登校についてブログ記事に、次のように書いておられます。
・社会問題になるほど不登校の子ども・若者が多いのは日本と韓国である。
・その条件は、1.賞罰・競争に訴える教育が行われている 2.かなり豊かな国で、すでに"忍耐の美徳"が通用しなくなっている 3.正規学校以外の教育が認められていない
1の反例は、私のブログでも時々書いている北欧諸国で、競争的ではないので生徒のストレスが少ない。
2の典型例は、現在の中国。戦後の日本のように、学歴をつけることによって生活レベルが上がり貧困から抜け出せるという意識が国民全体に強い。私の考えですが、日本でも若者の貧困化、ワーキングプアが問題となっていますが、戦後に比べるとそれでもまだ生活レベルが高く、しかも高度経済成長期のような学歴万能という夢は持ちにくくなっていると思います。
そして3について古山さんは次のように書いておられます。「アメリカには、いじめも学力低下も学校恐怖も、日本以上にある。しかし、不登校は社会問題とはならない。この理由は、ホームスクールが合法であることが最大。学校に行かずに家庭で育てることが認められているため。それと、オルタナティブ学校の設置が容易であるため、いろんな学校が自然発生して、いろんな生徒を吸収していく」。
オルタナティブとは、最近かなり使われる言葉ですが、代替とか別の選択肢とかいう意味だと思います。ブログに書いたこともあり、私が大好きな「きのくに子どもの村学園」も、学校法人として認可されていますがオルタナティブ学校でしょう。そして今回は、さらに若くて芽が出てすくすくと育ってきていて、いつかきのくにに負けないような、そして少し違った味わいになりそうな、素敵なオルタナティブ学校を見学することができました。
大阪箕面市にある「わくわく子ども学校」というところです。私が「わくわく子ども学校」を知ったのは、昨年11月に「きのくに子どもの村学園」のある和歌山県橋本市で開かれた「自由学校子どもサミット」というシンポジウムに出席した時でした。全国から5つの小学校が出席して、子どもたち二人ずつがスライドなどを使って自分の学校の紹介をしました。
どの学校もとても素敵で、子どもたちは生き生きとしていました。「わくわく子ども学校」では朝の最初の20分間はハッピータイムといって、家でのできごと、通学のときに見たこと、昨日見た夢のこと、うれしかったこと・悲しかったこと、私の宝物など、子どもたちがみんなに聞いてほしいことを自由に話す時間があること。プロジェクトでは、「きのくに」などほとんどの学校がいくつかの選択肢から選ぶのに対して、この学校では自分がしたいことを個人で、または同じことをしたい人がいれば仲間と一緒にするという方式がおもしろいと思いました。
わが家から通える距離ではないのですが、地域的にもいちおう守備範囲であり、今回、ずっと願っていた見学をすることができました。学校の方針により、初回はまず親のみで訪問し、学校の理念などの説明を受けるということなので、私一人で行きました。
授業そのものを見たのはそれほど長い時間ではなかったのですが、子どもたちの元気ななかにゆったりと落ち着いた雰囲気を感じることができました。今年は小学校のみで(中学校はなく)低学年と高学年にわかれて授業(というより話し合いという感じ)をしていました。低学年ではカエルを観察しに行く話をしていたのですが、私が教室に入ると「わあ〜、遠いところから来たねえ」とか「○○さん(非常勤のスタッフでしょうか?)に似てる」とか、とてもフレンドリーでした。
全く初対面の大人が入っていくと、誰でもやや警戒のまなざしで見るのが普通の反応だと思うのですが、ある程度見学者に慣れていることもあるのかもしれませんが、子どもたちが自然体で相手を受け入れるという姿勢が感じられ、とても優しい雰囲気でした。
実際、どんな学校なのか、いただいた資料から少し転載します。
子どもが学びの主人公
「入学したばかりの頃、好奇心いっぱいでキラキラ輝いていた子どもが、気がつけば、勉強ギライになって自分から何もやろうとしない子どもに変わってしまった」という話をよく聞きます。なぜでしょうか?決められた時間の中で、決められた内容を習得していくために、子どもは今、自分の中で芽ばえている興味や関心、疑問などを抑えて、周りに合わせなければなりません。そんな日々を繰り返しているうちに、いつしか指示されなければ何もできない子どもになっていくのでしょう。
子どもは決して受け身な存在ではありません。子どもは生まれながらに自ら成長しようとする大きな力を持っています。自分の興味・関心によって主体的に学習を進めていける環境が与えられたなら、子どもは意欲的にどんどん学んでいくことができるのです。
このような学びを通して、子どもは自分の人生を自分の力で切り開いていける人間へと成長していくでしょう。わくわく子ども学校は、そのような学びを支援する「子どもが主人公」の学校です。
教育の特色とカリキュラム
教育の特色
(1)学習分野は「表現学習」「トピック学習」「プロジェクト学習」の3つの区分。
(2)3つの分野を子ども自らの計画に基づく「自主学習」、スタッフ主導プログラムによる「共同学習」、子どもたち自身の興味関心に基づく「自由学習」の3方式で学ぶ。
(3)低学年(1〜3年)と高学年(4〜6年)のマルチエイジングによるクラス編成によって、子ども同士の学び合いを促進する。
(4)地域探険、施設見学。キャンプなどの校外学習や特別講師による課外授業など、社会的視野を広げる機会を多く設ける。
(5)毎週「クラス会議」、月1回「全校集会」を開き、学校生活に関する事項を子どもとスタッフが話し合う。
カリキュラム
(1)学課活動
A. 表現活動(ことば、かず、英語、音楽、体育、図工など)
B. トピック学習(調べ学習、実験、観察など)
C.プロジェクト活動(料理、工作、手しごと、音楽など)
(2)特別活動
D.自治(全校集会、各種委員会など)
E.行事(夏祭り、フリーマーケット、体育祭、キャンプなど)
F.作業(ユースフルワーク、スクールワーク、清掃など)
実際の日々の学びについては、ホームページの右下にある「わくわく子ども学校のデキゴト」というブログに詳しく書かれています。
また2005年に作製されたブックレットもたいへん興味深いです。目次を拾ってみると「カメと子どもたち」「学習計画を立てる」「九九をはじめた子どもたち」「クリスマスパーティーまでの長い道のり」などを日頃子どもと一番接している藤田美保さん(先生)が書いておられ、校長の辻正矩さんは「子どもには自ら学ぶ力がある」「子どもを自立させない方法」(←子育て中の身としてたいへん参考になりました)「フレネ教育について」などやや理論的なことを書いておられます。
これは開校したばかりの時の実践であり、現在2冊目のブックレットを作成中とのことで、たいへん楽しみです♪
実はこの学校は「NPO法人 大阪に新しい学校を創る会」という教育者と市民が集まった会が開校したもので、いまは何と民家を借りて学校としています(でも、中身は濃いですよ)。新校舎の用地決定や設計が終わり、来年2月の完成を目指して着工が間近です。ところが・・・資金がまだまだ足りません。みなさんにお願いです。このブックレットを(500円)購入されたりホームページを読んで、もしも趣旨に賛同していただければ、年間6000円の会費で大阪に新しい学校を創る会に入っていただき、さらに校舎建設資金の寄付などいただければ、1サポーターとしてたいへん嬉しいです。
校長先生はこれから企業や助成団体を回られるそうなので、「ここはどうかな」と心当たりのある方はぜひご一報さしあげてください、また、ゼネコンや建材メーカー、設備メーカーからの現物寄付もたいへんありがたいそうなので、もしご存知でしたらお願いします。
こうしたオルタナティブ学校が日本に少しずつでも増えていくことが、教育全体の風通しを良くして、新しい動きへの大きな力となるのではないかと期待しています。
今日は憲法記念日です。よいお天気で、素晴らしく平和です。政府による軍事力の発動で今のこの平和な現状が破壊されないことを願っています。
さて、またもや新しい学校を発見してきたんですね。笑。なんともすさまじい開拓精神です。まいさんは民主経営の経営者向きじゃないかな?塾の経営にでも乗り出したら成功しそうですよ。その情熱、勤勉性、行動力があれば。笑。
東西の感想なのですが、まいさんの子供は普通の公立学校へ進学させた方がいいんじゃないか、という気がします。まいさんの子供たちはどんな反応なのでしょう?というのも、子供たちに一番大切なことは、現状を理想に近づけていく主権者、勤労者としての力だと思います。ですから、普通の学校、普通の職場、普通の社会の現状を理想に近づけていく力を小さい時から養っていく方がいいんじゃないか、と。もちろん、差の際に、受験競争の圧力が子供らの人格を歪めますが、そのような圧力に対し、どのように立ち向かうかを共に考えて、共に学習し、子供を自立させていくことが教育だと思います。
まいさんは他の保護者に比べて、現状を理想に近づける情熱を持っているし、子供の立場から共に学習していける素質を持っています。まいさんのような保護者なら普通の公立学校へ子供が進学してもぜんぜん大丈夫でしょう。子供が虐めにあった時にも、いじめられる被害者の立場から子供を励まして共に闘う家族の団結力があれば不登校にはならない、でしょう。反社会的な勢力に対しては、団結によって闘うしかないということを教育する機会でもあります。まいさんならば、そのような理想の教育ができそうですし、まいさんを応援してくれる人も周りにたくさんいませんか?
受験制度に立ち向かう子供と共に学習しながら、受験制度に押しつぶされてる保護者・子供たちに受験勉強を教えてあげながら、受験制度廃止の運動に連帯していくようになれば最高な気がします。
by 東西南北 (2008-05-03 10:08)
日本では子供だけでなく,おとなも「指示待ち人間」にされてしまっているようです.そのことを強く感じるのが,じつは今,この連休のシーズンです.全員が一斉に休暇で,一斉に民族大移動をする.帰省ラッシュも大変です.何とかならないものでしょうか?
外国はどうなっているかというと,英国にはbank holydayというのはありますが,国民全体の休日というわけではありません.休暇は各人が自主的にとるものです.しっかり働いて,休暇は各人がそれぞれの都合に合わせて,しっかり,たっぷり取る.そういうスタイルです.
いつ休むかまで国に指示されて,あとは働きづめという日本の状況と比較してみてください.しかも祝祭日のクルマの行列を思うと,まことに愚かな制度だと思います.
by Ladybird (2008-05-04 02:39)
>東西南北さん
長文の感想をありがとうございます。日本も含めて各国の学校について調べること、気になる学校があれば見学に行くことは、私のなかでは趣味であり癒しになっているようです。私には子どもを教える素質はあまりないと思いますが、企画や経営はやってみたいと思うのですよ、ほんとに。
ところで、東西さんのご感想、もっともだと思います。私の悩みどころでもあります。いまの学校のありかたに疑問を感じるからと言って、子どもと自分が抜ける(逃げる)ことを選んでしまっていいのか。「現状を理想に近づける主権者の力」という言葉にも、うなづけます。そして、これまで拝見した東西さんの考え方からしても、とても納得できるご意見です。
子どもの学校選択については、本当にまだ未定です。ただ、公立校のホームページや現役の先生のブログなどを見ていると(意欲的で子ども思いの先生方がたいへんな努力をされていることは理解していますが)、学習指導要領で決められたことを決められた通り教えるという方向であり、それは今後さらに徹底させられるだろうと思います。さらに愛国心や規範の強調など、私の教育方針とは相容れない部分が多くなりそうです。
子どもにはきにくにのサマーキャンプやわくわく子ども学校の体験入学を経験させて、その上で本人の意見を十分尊重するかたちで決めたいと思っています。ただ、もし公立校に入った場合には、私は毎週のように、学校に疑問や要望を言いにいく、とても変わった親になってしまうかもしれません(笑)。
by mai (2008-05-04 13:41)
え〜現職の教員といたしまして一言。
やっぱ最大のポイントは「3.正規学校以外の教育が認められていない」でしょうね。フツーの学校ってのは、すべての子どもを受け入れられるようにはもともと設計されてないです。適応できない子どもは出て当然です。
日本(とたぶん韓国)は、そういう子どもを何とか学校へ戻そうという方向でしか対応しないから、不登校が「問題」になってしまうんでしょう。学校システムに適応できない子どもは一定数いるのが当然、だがその子どもたちにも教育を受ける権利はある、となればわくわく子ども学校のような方向こそが正しいわけです。
by shira (2008-05-04 17:57)
1:「学習指導要領で決められたことを決められた通り教えるという方向であり、それは今後さらに徹底させられるだろう」
これが一番の負担でしょうね。子供にも保護者にも。小学生のうちはまだ保護者も学校教科書を一緒に学習して、授業中に子供が「勉強がわからないくて不安」になることを防止できますが、問題は中学・高校です。道徳的なことは対処可能なんですが、高校受験・大学受験制度の教科学習がやはり。笑。子供も授業がわからなくなると不安。保護者も不安ですね。本当に高校入試、大学入試といった受験制度がなければ問題解決なんです。入試があるから学校では教科書で授業をせざるをえない。他方、フリースクールは授業でわからなくて不安ということがないのが一番よい気がします。でも、フリースクールは学費が高そうですね。笑。
by 東西南北 (2008-05-04 23:52)
>Ladybirdさん
コメントありがとうございます。同感です。教育を通して諸外国の事情を勉強中なのですが、日本ほど祝日の多い国は見当たりません。ウラを返せば、おっしゃる通り、「この日を連休にしてやるから一斉に休め。そのかわり、他の日は働け(有給も取れないだろうし)」という発想が政府側にあるように思います。
参考までに、例えばオーストラリアの祝日は、1月1日、1月26日(建国記念日)、イースターホリデー(3月下旬〜4月上旬、長そうですね!)、4月25日(アンザックデー:オーストラリア&ニュージーランド軍の第一次世界大戦ガリポリペ上陸作戦決行記念日)、6月第2月曜クイーンズバースデー)、12月25日(クリスマスデー)、12月26日(ボクシングデー、南オーストラリア州を除く)だそうです。
いまの日本のように、民族大移動状態ではなく、一斉祝日は少なくして、各自、または各職場で仕事を調整して家族とまとまった休暇を過ごす方が人間的だと思います。
うちの近所でも「どこへ行っても混むから」ということで、連休中は遠出を控えている家庭が目立つようになりました。そういう人を見ていると5月3日の連休初日はみんな楽しそうに庭や車の手入れをしていたのですが、だんだんに休み疲れというか、最初の生き生きした表情が乏しくなってきたように思います。受動的に取らされて、遠出もままならない中途半端な連休は心身がよけいに疲れる気がします。
子どもがいるせいもあるかもしれませんが、早く平常の生活パターンに戻りたいです。
by mai (2008-05-06 05:18)
>shiraさん
ありがとうございます。そうですね、学校に限らず家庭、職場、趣味のサークルなどなど、およそ集団と名がつく場所では、「適応できない人が一定数いるのが当然」でしょうね。うちの場合、私が一番適応できそうにないところが問題ですが(笑)。子どもは未知数です。ちなみに、私自身の学生時代はごく普通に適応していたと思いますが、いまになってみるとそれが良かったかどうか(生涯を通じて自己実現ができる基礎になったかどうか)疑問も感じます。何はともあれ、選択肢は多い方がいいでしょう。
by mai (2008-05-06 19:43)
私も、3のオルタナティブ教育が認められていない日本のあり方が、色んな問題のキーとおもっています。
1昨年の「履修不足」問題でも、規定の教科書を使って規定の時間机の前で授業した以外は「履修」と認めないかのような、学習指導要領を狭苦しく使うあり方~現場の裁量を殺していくあり方が見られました。
「正規学校以外認めない」というものをさらに狭く「正規学校で、『杓子定規』なやり方以外、認めない」とするものであるとおもいました。
そんなつまらないことをするのではなく、オルタナティブ教育も含め、子ども一人一人にあわせた多様な学びのあり方を認めて、公教育でも「学校」など「(教育の)手段の一つ」と相対化して捉えれば、「こうしなければダメ」というような狭苦しい考え方ではなく、「目の前の子どもたちに何かプラスになるものを」というプラス思考と創意工夫を持ったあり方に変えてゆける。
maiさんの論旨に大賛成です。
by hm (2008-05-07 09:58)
maiさん、わくわくに行かれたんですね。詳しいご報告、ありがとうございました。楽しく読ませていただきました。
私は、今の学校制度を変えようとするより、「楽しい学校が増えて、そこで学びたいと思う子どもが増える→多くの大人も、今の学校教育のありかたに疑問を感じる→きのくにやわくわくのような学校の理念(各々違いはありますが)のほうが当たり前になる」という方向になるようなうねりが起きることを夢見ています。
子どもと親、そして社会が幸福になる教育はなんなのか、そういう楽しい視点で考えたいです。
私、人を変えようとか、闘う、という方向でやってきたこともあるけど(今も、その傾向はあるけど)、そういうところにエネルギーを使っても、限界があるな、と感じています。それより、愛と幸福を伝えたいな、と思っています。
by まみ (2008-05-07 22:51)
フリースクールでも高卒・大卒の資格を認定する制度にすべきですね。それと、高卒・大卒で生活格差が出るような学歴雇用、賃金差別を廃止する運動が大切ですね。学歴で賃金格差がつかないなら、受験制度があっても、ストレスは減りますね。
by 東西南北 (2008-05-07 23:25)
>hmさん
覚えていますよ!未履修問題についてのhmさんの記事。教育基本法問題のあの時期に急に大騒ぎになって、あれは何だったのでしょうね。学習指導要領がいい加減細かい規定なのに、それをさらに狭く運用するととても窮屈ですね。
>「こうしなければダメ」というような狭苦しい考え方ではなく、「目の前の子どもたちに何かプラスになるものを」というプラス思考と創意工夫を持ったあり方に変えてゆける。
いいですねー。思慮深さと、前向きな明るさがみごとに両立しているhmさんにはいつも教えられることが多いです。
by mai (2008-05-10 10:30)
>まみさん
たいへん深いコメントをありがとうございます。まみさんのブログにも書かせていただいたように「怒り」から始まった私の活動ですが、(今でも怒っているエントリーもありますが)「こんな素敵なことがあるのだよ」という記事を多くしようと努力し、自分自身も明るい思考を目指しています。
>「楽しい学校が増えて、そこで学びたいと思う子どもが増える→多くの大人も、今の学校教育のありかたに疑問を感じる→きのくにやわくわくのような学校の理念(各々違いはありますが)のほうが当たり前になる」
これ、私が漠然と感じていたことで、的確に言葉にしていただいて嬉しいです。制度の中で苦闘することも貴いことだと思いますが、「あれっ、あっちの方が楽しそう」と思ってもらえるような環境に身を置く、できれば自分もそういう環境を作り出す力になるというのは、とっても良いと思います。
人を変える難しさは夫で実感しています(笑)。2年弱たってある程度の理解者になってくれましたが、ずっと一緒にいて一番話し合っている相手でさえこうなのですから、ましてちょっと話したくらいで変わる人はほとんどいないと思います。私だって簡単に変わらないでしょうから。
大多数の人は楽しいこと、心地よいことに惹かれます。人に動いてもらおうとすれば、キーポイントはそのあたりにあるように思います。
by mai (2008-05-10 10:45)
>東西南北さん
そうですね。受験制度と雇用、賃金体系・・・これが密接につながっている以上、大胆な教育(受験に出ないような)は難しいでしょうね。その現状のなかでも枠にとらわれず頑張っている学校を応援したいです。そういう学校で、ほんものの自己肯定感が身につき、こころからしたいことが見つかった子は、もしその途中に現在の制度で越えなければならないハードル(受験、資格所得など)があっても、すごいエネルギーと瞬発力を発揮して夢を実現していることが多いそうです。
by mai (2008-05-10 11:03)
maiさん、はじめまして。
まみさんのブログでいつも拝見しています。
去年の「自由学校子どもサミット」(橋本)、私も参加しました。
maiさんにお会いしたかったです。
「わくわく」のお話、ありがとうございます。
もうご存知でしょうが、私はきのくにに惚れ込んでいるのですが(笑)
すんなり入学するには経済的、立地的、その他諸々多々問題アリで
娘は小2で公立に通っています。
幸い?娘は楽しんで通っているし、担任の先生もガチガチ?の先生ではなく、ホッとしているのですが、やはり、限界があるな、と感じています。
学習指導要領しかり、30人強の子どもたちに対して一人という状況、学校行事、PTA(保護者)に対して、様々な業務、研修、…と先生一人に対しての仕事量、制約が多すぎるような気がします。
4月に懇親会があって、先生から
「2年生はこの漢字を学びます、160字です。1年生の倍です。私もビックリしているんですが…学校だけでは習得が難しいとおもいますので、おうちでも練習させてください」
と160字の一覧表をいただきました。
あまのじゃくな私は
「160字って誰が決めたんだろ、先生も大変だなー」とふーんと眺めておりましたが。なんだか窮屈な感じしません?
maiさんや上記のみなさんのコメントを読むと、本当に勉強になります。
それぞれのお考えにうーむ、と唸るばかりです(^^ゞ
これからもよろしくお願いいたします。
by iku (2008-05-10 21:55)
>ikuさん
コメントありがとうございま〜す♪まみさんのところでお名前は拝見していました。お話しできて、とても嬉しいです。よく書いているのですが、私は「教育、教育・・・」と騒いでいるわりに、現場の状況については自分の経験以降ほとんど知りません。近所のお母さん方とドンドン話せる性格でもないので、現役の?公立小保護者であるikuさんからコメントをいただいて、本当に参考になります。
ガチガチでなく子ども思いの先生はけっこうおられると信じていますが、そういう先生に必ず受け持ってもらえるとは限らないですね。保育園でも、昨年短期間お世話になった先生は(もとの先生が産休を取られたため)、規律を重んじわりと何の行事でも「教育」に結びつける感じがあり、私の求めるものとは微妙に違っていました。短期間だったので我慢?できたのですが、1年間の担任だったら、もしかしたら私は話し合いに行っていたかもしれません。幸い、今年の先生はノビノビ型でおたよりを読んでいてもほっこりと楽しく自由な感じが伝わってきて、良かったと安心しています。
さらにikuさんが書いたおられるような限界はやはり「公立」である以上、避けられないのでしょうか。先生の仕事量はやはり多すぎるのですね。特に、上に提出する書類仕事に追われているということは本当に良く聞きます。
漢字の例を教えていただき、ありがとうございます。そういう具体的な知識に欠けているのが私の弱点ですので(^^;)助かります。う〜ん・・・という感じです。乗り物好きな男の子だったら交通関係の漢字をまず覚えるとか、おしゃれや料理に関心がある女の子は洋服や食材の字に興味を示すとか、そういう個人差があるでしょうし、その子の興味のあるところから入って「漢字」を好きになる・・・などという発想はダメなのでしょうね。おっしゃる通り窮屈な感じを受けてしまいます。
きのくにに入るには地理的、経済的、さらにうちの場合、夫の説得という大きなハードルがあり(夫にはどういう学校に行かせたいかということはまだ全く話していません。私と子どもの考えがある程度決まってから、「実は○○に行かせたいのだけど・・・」と切り出すつもりです)、それを考えるとためいきが出ます。
またいろいろと情報やお考えを聞かせてください。まみさんのブログでもよろしくお願いします☆
by mai (2008-05-11 17:38)
maiさん、ありがとうございます♪
私は「これだ!」と思ったら突っ走ってしまうのでかなり偏りがあるし、
公立小の保護者といっても、ゴーイングマイウェイ一匹狼タイプなので
あまり参考になるか不安です(笑)
>その子の興味のあるところから入って「漢字」を好きになる・・・などという発想
そうそうそう!
私もそれが言いたかったのです!
同じ「漢字」でも、それぞれ興味のあるところから入って行けば
ものすごく「知る」ことが楽しくなるし、さらに「使って伝える」ことの面白さが分かる…と思うのです。
やっぱり理想なのかな。
ウチも、オットの説得?はできないで、現在まで至っています。
学校の良さは認めてくれているんですが…なかなか。
でも、たぶん本当に縁がある学校なら、すんなり入学していると思います。
私は言い負かす、まさに闘いの形(私はいつもそうなんです)で失敗しましたが
maiさんは、じっくり時間をかけて、お子さんと、ご主人とで一番いい方向へ進まれることを祈っています☆
by iku (2008-05-11 23:06)
>ikuさん
漢字の件、そう思いますよねえ〜。上でお話ししたように、興味のあるところから入っていくということもありますし、低学年から漢字大好きという子もいれば、低学年では手や身体を動かすことが好きで漢字にはもっと大きくなってからぐっと興味が出てくるというふうに、その子に適した時期ってあると思うのです。教育はある意味、子どもが「あれっ」と興味を持つのを「待つ」姿勢が必要じゃないかなあ〜と感じています。
ところで、きのくにに見学に行った時、見学者の方から「熱心にきのくにに入れたいと希望するのは父親と母親のどっちが多いですか?」という質問があり、堀さんは「8割以上、圧倒的にお母さんです」と答えておられました。わくわく子ども学校で私が同じ質問をしてみると、校長の辻さんは「うちは8割どころじゃないです。ほぼ100%お母さんが先に希望されます」とのことでした。私たちの家庭は決して例外的ではないのだなあとちょっと嬉しくなりました。ikuさんもうちも多数派?です(笑)。
うちのオットも良さは認めているのですが、なかなか・・・タイプです。自分が公立ひとすじで育ってきているので、それでいいじゃないかと思って
いるようです。
ikuさんもうちも、今後どういう選択をするにしても、子どもが生き生きと学校生活を送れるように頑張りましょう!
by mai (2008-05-14 15:59)
少しはずれてすみませんけど、
maiさんが教育で評価してそうなフィンランドのフォーラムがありますよ。
とっ・・東京ですけど・・・。
http://amia.jp/forum/finland.html
by ayu15 (2008-05-30 09:52)
>ayuさん
ありがとうございます。う、う、う、行きたい!でも東京、しかも平日の夜という子持ちにはつらい設定・・・。と悩んでいると、勤務日でした。朝から夕方まで拘束されるので物理的に不可能となってしまいました。もともと私は出不精な方ですが、教えていただいた会はほとんどが行きたいものばかりです。でも、出不精神でもついているのか、なかなか行けません。直にお話を聞くと、すごく勉強になるのですが(涙)
by mai (2008-05-30 23:50)
生活まもりつつ国際競争力も高いというこのマジックが気になります。
うちも行けないのが残念です。
by ayu15 (2008-06-03 12:19)
There’s a lot of you who had grandparents who wrote to you. It’s a very sweet and endearing thing to read! I, too, hope the art of letter writing never dies. It’s such a unique way for people to connect, especially with those we don’t see very often.
by Cheap Oakley Racing Jacket Sunglasses Sale Store (2013-05-28 19:53)
教育基本法の再改正を求める会: 「わくわく子ども学校」を見学しました♪: So-netブログ
by 2 days diet (2013-08-17 07:13)
長谷部誠<a href="http://hzchkwgmi2.drshores.com" title="hidフルキット">hidフルキット</a>朋子フライデー画像2012年 父の日 いつ T-BOLAN 再結成 T-BOLAN 復活 T-BOLAN 病気 TBS アカルイミライ 浮き指 めちゃイケ 酒豪 加藤 めちゃイケ 酒豪 重盛 めちゃイケ 酒豪 順位 アカルイミライ 5月27日 アカルイミライ 浮き指 七人の敵がいる 田宮五郎 降板 三笠宮信子 別居 三笠宮信子妃は 割引<a href="http://1x5bl2a0f8.drshores.com" title="hidバルブ h4">hidバルブ h4</a>のハンドバッグは、再生するために入ってくるところです。 引渡し前の<a href="http://yu5pg49pw.drshores.com" title="hid おすすめ">hid おすすめ</a>等自然災害について確かに引っかかる部分ではありますが、ある程度理由もあります火事は不始末や放火等の外部要因によって発生確率が高いが、建築中物件が<a href="http://s1yhdb0mv8.drshores.com" title="原付 hid">原付 hid</a>は発生確率自体は低いものの、被災時は多くの物件が同時に被害を受ける前者は、保険を掛ける必要性は高いが負担は小さい後者は、保険を掛ける必要性は低いが負担は大きい短期間で終わる建築期間に必要かどうかは費用対効果で明らかです建築業界も慈善事業ではありませんから、メーカー負担としても質問者さんの仰る通り、最終的には建築費用に含まれてきますただ、保険を掛けないのが標準で、必要と思う人だけ掛けてくださいという選択肢があるだけましという考え方も出来ます(かけなければその分建築費用の節約という考え方)それよりも、どこの業者でも建築中の保険に入るかどうかを一通り説明してくれるように統一して欲しい気がします知っていたら少々高くても保険掛けたいという人もいるはず。
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by pcx hid (2013-09-02 06:21)
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by zi xiu tang bee pollen (2013-09-28 16:31)