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新聞の信用度は91%?! [メディアの姿勢]

今も落ち着いてブログを書ける状況ではないので、問題提起してみなさんのご意見を聞きたいと思います。ネット朝日の記事で、いろいろな項目について検討することができると思いますが、私は、末尾に近い、新聞を「信用している」「ある程度信用している」人が91%という結果に深く失望しました。ちょっと前に読売でも似た調査で同等の数字を見た記憶がありますが、「またか!」という気持ちです。頭がくらくらして、続いて胃が痛くなってきました。

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企業・人「信用できない」6割 本社世論調査
2008年03月21日15時44分

 いまの日本には「信用できない企業が多い」と思っている人は60%。「信用できない人が多い」も64%で、企業や人への不信感が目立つ——朝日新聞社が全国3千人を対象に2月〜3月上旬に郵送で実施した全国世論調査(政治・社会意識基本調査)で、世の中の信用・信頼が揺らいでいる実態が浮き彫りになった。政治家や官僚への信用は18%と低く、教師や警察は60%台。裁判でさえ72%だが、家族には97%の人が信用をよせている。

 度重なる食品の偽装問題の影響もあってか、「信用できる企業が多い」は29%にとどまり、「信用できない企業が多い」は60%を占めた。

 日本で売られている食品について「ほとんど信頼できる」は4%と少ないが、「ある程度信頼できる」は63%あり、「信頼」は合わせて7割近い。「あまり」「ほとんど」信頼できないは計30%だった。

 一方で、偽装問題などで一度信用を失った会社の製品を再び「買ってもよい」と思う人は38%で「買いたくない」が55%と半数を超えた。「買ってもよい」は20代と30代では5割近いが、年代が上がるほど減り、70歳以上では23%しかない。

 仮に食品会社に勤めていたとして賞味期限の偽装の事実を見聞きしたとき、「上司や同僚に相談する」は70%に達し、「警察やマスコミに通報する」も13%あった。「とくに何もしない」は10%と少ない。

 いまの世の中には「信用できる人が多い」と思う人は24%で、「信用できない人が多い」が64%にのぼった。「たいていの人は、他人の役に立とうとしている」と受け止める人も22%と少なく、「自分のことだけ考えている」が67%を占めた。

 生活と密接な関係がある12の項目を挙げてどれくらい信用しているかを聞くと、「信用している」と「ある程度信用している」を合わせた信用度は、(1)家族97%(2)天気予報94%(3)新聞91%(4)科学技術86%(5)医者83%と上位5位が8割を超えたが、政治家と官僚はともに18%で最下位だった。

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私も最近まで、新聞に悪印象を持っていませんでした(読み切れないので、取らずにネットで見ていましたが)。しかし、教育基本法のころ、来る日も来る日もネットで各紙を読み比べ、その後ネットと本を主な情報源とするようになり、一例ですが天木さんのブログや関岡さんの「拒否できない日本」で日米関係の問題点などを知るにつれて、「全体として新聞は本当のことを書いていない」という結論に至りました。

個々の記事についてみれば、ウソを書いていることはむしろ少ないと思います。また、良心的な記事があることも認めます。しかし、一番大切な真実は書いていないと思います。まだ書きたいのですが、子どもが「寝たい」と言い出しました。マスコミ、特に新聞に対する日本人の信頼度のあまりの高さにとても危険を感じるのでした。ところで、私の独断では(女衒の辰さんのブログにコメントさせていただきましたが)、個人的信頼度は東京・中日>毎日>>朝日>読売>>産経というおおまかな印象です。

また時間が取れた時に、この話題の続きを書きます。途中で切れてしまって失礼しました。


2008-03-21 21:06  nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 

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コメント 8

東西南北

 「信用できない人が多い」が64%。、「自分のことだけ考えている」が67%。、「信用できない企業が多い」は60%。

 割合が、ほとんど一致していますねー(笑)。企業の競争、労務管理政策が人間をつぶしているという意味だと思います。他人を信用していたら出し抜かれた。出世競争。ギブアンドテイク。弱者は放置される。ゆえに、「たいていの人は、他人の役に立とうとしている」と受け止める人も22%であり、「自分のことしか考えていない」が67%となるのは必然。競争とは自分が失業しないように、自分の会社が倒産しないようにすること。つまり、他人の役に立つ、同業他社の役に立つのではなく、自己保身。勝ち残るというのは弱者を放置し、強者はどんどん強くなる。弱者は失業、リストラ、倒産、廃業。これが競争社会。

 「家族には97%の人が信用をよせている。」

 家族には競争がないですもんね。中学校、高校の友人が勉強を教えてくれるというのも信用できないというのが多いと思いますね。受験競争ですから。

 「教師や警察は60%台。裁判でさえ72%が信用をよせている。」

 教員への信用が高いというのは、実感がありますが、あくまでも、労働問題、政治問題を除いてのことだと感じています。例えば、教職員組合の労働運動、政治運動についての信用を世論調査するとかなり低い信用度になるのではないか?

 警察への信用が高いというのは、現在は犯罪はあかんと意識の現われではないでしょうか?実感としては警察に相談しても解決しないことが多いし、あんまり役立っていないと感じている方が多いかな?いちおー警察へ届けとくかくらいの信用度だと感じています。

 裁判の信用度が高いのは、当事者になった人が少ないからではないでしょうか?当事者の声を聞くと裁判の信用度は72パーセントもないでしょう。おそらく、弁護士が胡散臭いと思われているのと同じくらいの値になるかな?

 新聞が91パーセントの信用というのは、漫画などと異なり、虚偽を記事にしていないということに対する評価でしょうね。タブーがある、隠蔽している事実がある、労働運動、社会運動、野党の実績、政策をほとんと報じないというのは、大多数の人はわかっていると感じています。

 何故、タブーがあるのか?という疑問については、共産党が関係する、関係すると思われるものは排除なんだ、という感覚も読者は、よーくわかっていると思います。労働運動なんて共産党だと思われている誤解が結構ありますし、9条の会などもそうですね。で、共産党以外の運動団体は、ほとんど過激派集団だという暗いイメージもあります。そういう運動を隠蔽し、タブーにしている新聞に対し、91パーセントの信用があるというのは極めて危険なことですね。
by 東西南北 (2008-03-21 23:24) 

Ladybird

 同じ事実を報道するにしても,言葉遣いなどで印象はずいぶん違ったものになります.そして人は印象でものを考えます.
 活字は証拠として残るので,露骨にウソは書かないだろうと私も思います.しかし題材の選び方や伝え方しだいで,新聞報道は世論づくりに役立つというか,悪くいえば世論誘導ができます.その点を見越したうえでの91パーセントなのか,国民の眼力が問われますね.
by Ladybird (2008-03-22 09:52) 

女衒の辰

maiさん、折角コメント頂いたのに返事も出来ず申し訳ありません。
新聞の信用度に注目されるとは恐れ入りました。
世間一般に、新聞の信用度が高いのは、書かれていることにウソ捏造は無いだろうと思われているからでしょう。
ある物事を100%とした場合、10%しか書かれていなくてもそれが100%に含まれてことなら真実となります。maiさんは残り90%が書かれていない(意識的に書かない、隠している)事がご不満なのでは?
読者はそれぞれの新聞をそれぞれの判断基準で読んでいるのではないでしょうか。卑近な例ですが、大阪(東京)スポーツという新聞の一面に毎度ビッグニュース?が載りますがそれなりに楽しんで読んでいます。
by 女衒の辰 (2008-03-22 12:49) 

mai

みなさん、書きかけ記事にコメントを寄せていただき、どうもありがとうございます。いま続きを書いていますが、週末は子どもの相手で忙しく?アップまでにはもう少しかかりそうです。

>東西南北さん
他の項目の分析もどうもありがとうございます。
>タブーがある、隠蔽している事実がある、労働運動、社会運動、野党の実績、政策をほとんと報じないというのは、大多数の人はわかっていると感じています。
わかっているという点はちょっと安心します。隠していること、書かないことがあるとわかった上で、情報源の一つとして利用するのはいいと思います。でも、タブーがあるとわかっていたら、私だったらその時点で「あまり信用できない」または「信用できない」となるのですが・・・。東西さんが上に挙げられたような情報は必要ないと感じている人が多いのでしょうか。
by mai (2008-03-22 20:19) 

東西南北

「タブーがあるとわかっていたら、私だったらその時点で「あまり信用できない」または「信用できない」となるのですが・・・。東西さんが上に挙げられたような情報は必要ないと感じている人が多いのでしょうか。」

 ここが最大の問題点ですよ。権威主義、寄らば大樹の陰。はっきりいえば天皇主権主義の名残です。やはり、明治維新から原爆投下までに至る徹底した上命下達、治安維持法などによる民主主義運動、労働運動の徹底弾圧の恐怖政治が大衆を抑圧しております。

 東西が挙げたような情報はものすごく必要としているんです。それは世論調査でも明らかです。現在の政府、企業経営への不満は強い。しかし、東西があげた様な情報に接すると職場ではすさまじい人権侵害の圧力がかかるし、地域でも創価学会の情報網に引っかかる。東西の上げたような情報に対する要求、ニーズは高い。しかし、それを知られるとまずい集団がある。圧力と妨害、いじめが強烈にある。結局、体制、権力、経営側に反する運動には暴圧がかかるんです。これが大衆を運動情報から遠ざけている原因です。野党の機関紙誌の購読なんて東西が頼んでも極めて反応悪いです。つまり、個人情報が漏れて政治運動、労働運動に「巻き込まれる」のが嫌なんですね。ただ、機関紙誌の購読は無理だが、「友達」として陰ながら募金してくれたり、応援してくれたり、投票してくれる人は結構います。まだまだ「口コミ」の威力が絶大な情勢なんですね。これに悪乗りして「フレンド作戦」なる謀略活動を展開しているのが創価学会です。彼らの巻いた謀略ビラが反共攻撃に使われていることは記憶に新しいところだし、彼らの自民党。財界、アメリカ政府擁護、民主党批判もすさまじいものがありますね。

 ともあれ、自分が良心的な人たちに信頼を寄せて貰えるような人物になりながら、口コミで野党の機関紙誌、集会、講演の情報などを流通させながら、野党のHP、機関紙誌、日本労働弁護団のHP、機関紙誌、各種労働組合の情報、労働法の学習などの紹介、定期購読を訴えて、選挙で野党、特に社民党、共産党へ投票してもらうようにするしかないと思います。

 大衆を接するときの態度は基本は「和」を保ち、柔軟姿勢ですが、やはり、権力に迎合する、黙認する態度への「根深さ」を見極めて、厳しい態度と姿勢で闘うことも必要です。こっちの主張する内容は変化しませんが、相手によって、硬軟自在に使い分けて教育運動を進めていくことが方法論上、必要だと思っています。
by 東西南北 (2008-03-22 21:01) 

mai

>Ladybirdさん
お久しぶりです。ありがとうございます。おっしゃる通り、世論を反映するだけでなく、世論を作り出すことができるのがマスコミですね。そしてそのマスコミが恣意的に情報を選択したとき・・・とても恐ろしいことになると思います。日米間の年次改革要望書について全くといっていいほど触れない、日米安保体制を基本的に肯定しているという点で、私は危ういものを感じます。
by mai (2008-03-23 20:24) 

mai

>女衒の辰さん
ありがとうございます!おっしゃるように「読者はそれぞれの新聞をそれぞれの判断基準で読んでいる」のであればいいですね。スポーツ新聞や週刊誌を読むときのように、「ウソも誇張もあるだろうから話半分で聞いて(読んで)おこう」という態度の人が多ければ良いと思いますが、私の感触では、少なくとも自分が取っている新聞についてはずっと信頼している人が多いようで気になります。心配しすぎならいいのですが・・・。
by mai (2008-03-23 20:40) 

ray ban sale

Left my comments with Tea Party Congressman, Paul Gosar. He hasn’t listened to us before. It’s likely he’ll ignore us now – especially since he no longer represents our district.
by ray ban sale (2013-05-16 03:17) 

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