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☆今日は憲法公布記念日です☆ [憲法について]

恥ずかしながら、私はごく最近になるまで11月3日は文化の日としか知らなかったのですが、実は日本国憲法公布記念日でもあります(もしかして、常識で私が知らなかっただけ??)。

体調もほぼ回復し天気も良い。そういえば、ビラ配りのお誘いがあった。というわけで1時間、街頭で憲法関係のビラを配ってきました。

ちなみにWikipediaによれば、
日本国憲法
通称・略称 憲法、昭和憲法、現行憲法など
旧題
法令番号 昭和21年11月3日憲法
効力 現行法
種類 憲法
日本国憲法(にほんこくけんぽう、にっぽんこくけんぽう、日本國憲法)は、日本国の現行憲法である。
日本国憲法は、第二次世界大戦における大日本帝国の敗戦後に、大日本帝国憲法の改正手続を経て1946年(昭和21年)11月3日に公布され、1947年(昭和22年)5月3日に施行された。施行されてから現在まで一度も改正されたことはない。そのため日本国憲法の原本の漢字表記は、当用漢字以前の旧漢字体である。
*******************************************

日本国憲法は11月3日に公布され、5月3日施行なので5月3日が憲法記念日なのですね。

私は先週、中村哲さんの講演会に行ったのですが(その時のことも書きたいと思いながら、まだ書けていません)、体調不良だったためそれを除くとリアルで動くのは本当に久しぶり。迷惑かな〜といつも気を遣ってしまうビラ配りですが、身体を動かすのが気持ち良くて楽しくできました。

声かけはほぼ一種類。「今日は憲法が公布された記念日です。61周年になります。記念にチラシを作りました」。これが良かったようで、特に40代以降くらいの方で受け取ってくださる率が抜群で、いままでで一番良いくらいでした。「憲法公布記念日」・・・何だかちょっといいキャッチフレーズだったように思います。

ところで、以前にも書いたかもしれませんが、私は分類すれば護憲派に入ると思います。ところが、(ここが難しくて、どこの団体にも加入しがたいところなのですが)現行憲法を絶対に変えてはダメ!というわけではないのです。とにかく、「これまで目を通した他の案と読み比べると、ダントツで現行憲法がいい。だったら、取りあえず護憲だ」という立場です。

ちょっと今日はパワー切れで、細かい考察はできませんが、九条にしても他の条文にしても、現行憲法を越えるものをまだ見つけられないのです。なかでも自民党憲法草案。これだけは論外です。比喩でなく、前文を読んだだけで、その国民軽視の姿勢に吐き気がしてきました。ああいう草案を持っている以上、私は絶対に自民党は支持できません(その前に教育基本法を変えただけで、もう一生支持できませんが)。

でも、誰かがどこかでさらに良い憲法案を作ったならば(もちろん、戦争に向かう可能性のあるものはダメです)、「そっちの方がいい!」と言いかねない、異端な護憲派の私です。


2007-11-03 21:00  nice!(0)  コメント(9)  トラックバック(1) 

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コメント 9

女衒の辰

日本国憲法公布記念日の宣伝活動ご苦労様でした。

リアルでの地道な活動が運動の輪を広げることになるのでしょう。

配られた「ビラ」「チッラ視(ちらし)」の内容をブログで公開いただければと思います。
by 女衒の辰 (2007-11-03 22:15) 

mai

>女衒の辰さん
いま、やっと女衒の辰さんのブログを発見しました。以前からの日記とは別に開設しておられたのですね。アカウントをまだ取得していないので、取り次第コメントさせていただきます。
配ったのはたぶん女衒の辰さんのお手元にも届いている9条ネット滋賀ニュース第6号です。もし届いていなかったらネットに載せますので、教えてください(それよりもチーフに連絡して現物を見られた方が早いでしょうか)。
by mai (2007-11-03 22:31) 

wakuwaku_44

「どういう国、どういう社会、どういう状況」というのが先にありきで、そのために憲法をどうつくるのか、ですから、改憲か護憲かというのは、結果論でしかないと思いますよ。

ただし、私が現憲法について批判的なのは、「権利と義務」「自由と責任」について、「与えられた」という状態から抜けきれていない点ですね。

あと、政府の政策に対して批判するときは、「現状の問題点」と「自分が支持する側の意見の欠陥」も探り、問題点があれば、それを潰すことを考えた方がいいと思います。そうすることで、政府の政策よりもいいものだ、という認識がたくさんの人に伝わり、同意を得られるかと思います。
「○○反対!」よりも「○○しよう!」の方が前向きだと考えますね。
by wakuwaku_44 (2007-11-03 22:57) 

tamara

こんばんは。ビラ配りご苦労様でした。
戦後憲法にもう少し変えたいところがたとえあったとしても、憲法の一番大切な三原則をしっかり守ることもしない政治家に、憲法を変えるなどという大それたことをやらせるわけにはいきません。(あの内閣に教育基本法を変える資格があったでしょうか。)護憲派という言葉が一人歩きしているようですが、あくまでも今行われている政治に信頼を持てるかどうかだと思います。
by tamara (2007-11-03 23:12) 

女衒の辰

maiさんへ
 言葉足らずで申し訳ありません。「ビラ」の内容は私が知りたいのもさることながら、憲法公布記念日に「ビラ配り」までされてうったえたことを広く知らしめる為にはブログでの紹介も一つの方法かな・・・って思った次第です。
by 女衒の辰 (2007-11-03 23:40) 

mai

>WAKUWAKU_44さん
この問題については長くなりそうなので、少しだけ書きます。憲法が与えられたものであるということを気にする人がいますが、要は内容でしょう。よいものならば、それで良しです。でき方についても、民間人の草案がかなり取り入れられたりしているようですね。つくいさんのところでとても良いお話があって読んでおられるはずなので、これも簡単にしますが、近代立憲主義は国民が国(権力)の暴走を防ぐものであって、国民と国とがまるで対等の個人同士のように、「権利と義務を分かち合いましょう」、「自由と責任を自覚し合いましょう」というものではありません。国が求める国民の義務や責任を憲法に明記する必要性は全くありません(あえて言えば、いまの勤労、納税、子どもに教育を受けさせるだけで十分でしょう)。

いろいろな方からWAKUWAKU_44さんのコメントの扱いについては意見をいただいています。WAKUWAKU_44さんも私も自分の基本姿勢には頑固?で、いままでの意見交換を振り返ってみても、どちらかが「なるほど〜」と考えを変えるような建設的なお話はできていないと思います。どうしても私のブログにコメントを寄せたいですか?そうでなかったら遠慮していただいた方が、お互いにムダなエネルギーを使わなくてすむようにも思いますが・・・。不躾な提案で失礼します。

>tamaraさん
私が言葉足らずのところを補っていただいたようです。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義・・・これが守れない政治家に改憲云々を言ってほしくありませんね。教育基本法については、TMやらせ、不十分な審議、報道操作、公述人・参考人の意見の完全無視、最後には強行採決と、およそ民主主義国では考えられない成立のしかたで、個人的にはその点からすでに無効だと思っています(そういう審査をする機関がないだけでしょう)。

>女衒の辰さん
ご発言の趣旨、了解しました。現物を載せるのはいいですね。ところが、我が家のスキャナーは稼働しておらず(どうも壊れているようです)、手書きはさすがにしんどい・・・となるとデジカメ写真の掲載でしょうか。実は私、写真の掲載、すご〜く久しぶりで下手なのですが・・・。PC歴長いくせに機械オンチです。また勉強します。

>東西南北さん
何度も筆を(キーボードを?)わずらわせてしまい、ありがとうございます。ご意見は参考にさせていただきます。
by mai (2007-11-04 23:32) 

wakuwaku_44

>憲法が与えられたものであるということを気にする人がいますが、要は内容でしょう。よいものならば、それで良しです。でき方についても、民間人の草案がかなり取り入れられたりしているようですね。

それは問題の本質ではありません。

問題の本質は、「権利には義務が必ず伴う」「自由には必ず責任が伴う」ということを、国民はきちんと認識できているかどうか、です。
人はひとりで生きているわけではないのですから、自ずから「社会」を考えなければなりません。その社会において、各人が最大限の権利や自由を保障されるときは、各人が最低限の制約を受けることになります。そのポイントとして「コンセンサスの醸成」があるわけです。

「与えられた憲法」が問題になるのは、「あぐらをかいでいる」ということであって、内容がどうとか、そういうものじゃないんですよ。
by wakuwaku_44 (2007-11-04 23:53) 

wakuwaku_44

コメントし忘れましたので、申し訳ありません。追加です。

>国が求める国民の義務や責任を憲法に明記する必要性は全くありません(あえて言えば、いまの勤労、納税、子どもに教育を受けさせるだけで十分でしょう)。

「私にこの道を歩く権利があると信じるときは、他人もこの道を歩く権利があるのだ。それを認める義務が私にある。」ということです。

これは憲法で規定する内容ではありませんから、これを目的とした改憲は、さすがに私も主張するものではありません。
ただ、このことを国民自身がきちんと認識することが必要だ、という話なんです。
by wakuwaku_44 (2007-11-05 00:03) 

mai

>WAKUWAKU_44さん
「権利には義務が必ず伴う」「自由には必ず責任が伴う」
これは政府が憲法に「国民の責務」を追加したかったり、「公益および公共の秩序」を理由に基本的人権を制限したいという意図を裏に秘めながら、道徳のかたちを取った都合の良いセリフだと受け取っています。それを言うならば、現憲法に定める基本的人権を国側がきちんと守るのが先決です。餓死者を出したり、国策逮捕や不当勾留をしながら、国民に義務や責任を押しつけるべきではありません。

言いっぱなしで申し訳ありませんが、コメント数が多くなりますので、これは私の考えということで読んでいただいて、お返事はご遠慮ください。
by mai (2007-11-07 15:26) 

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